Q.新しいものを買ってから捨てますか?


A. 捨てるタイミングは決めていません。全体の枚数もコントロールしていないので、何枚あるか常に把握していません。枚数にとらわれず、自分が心地よいか、心地よくないかという自分の体感の方を優先にしています。増えすぎるとイライラしたり、胸がつっかえる感じがあったり、体感にあらわれます(笑)。それを頼りに、不定期でクローゼットを見直している感じです。

 

Q.少数先鋭に、と挑んでみるも、また増やしてしまいます。気持ちを高く持つコツを知りたいです。


A. 少数先鋭にすることよりも、まずは自分がどうありたいのか、を整理してみるのがおすすめです。具体的には

1 仕事とオフ、それぞれどんな格好で過ごしたいか 
2 お金をかけたいアイテムとかけたくないアイテム 
3 コーディネートの時間をかけたいところとそうでないところ 
4 ケアの手間をかけたいところとそうでないところ 

これらをはっきりさせると、残すべきものや手放すものが見えてくると思います。ここがはっきりすると、買い足すものも見えてくると思います。
 

Q.お洋服は全部で何枚ありますか?


A. 今は15着くらいでしょうか。増えたり、減ったりです。
 

Q.気にいって購入したのになぜかしっくりこない、そんなお洋服やご経験はありましたか?


A. オンラインで買ったものはそういう感情になりやすいなと思って、なるべく実物を見てから買うようにしています。合わせたいと思っていた服とマッチしなかった、家で着てみたら熱が冷めた、など何にしっくりこないと思っているかをぜひ深掘りしていただき、次に生かせたら、この洋服の役目は終わっているように思います。
 

Q.着ない服を捨てようと思いますが、娘が成長したら着れるかもと思い、思いきって捨てられません。 


A. 娘さんが成長したら、とありますので、着られるまでにまだ少し時間がかかるのでしょうか。必要かどうか本人に聞いてみるのもいいかもしれませんね。
私の場合は、愛用している自分の服でさえ、少し先の未来に着ているかどうか、わからないなぁと思っています。ましてや、子供の(他人の)少し先の未来の気持ちなどわかりようがないと思って、自分の服は自分の範囲内で完結して考えるようにしています。
 

Q. 試着をして買ったのに、着ると自分の体型に「似合わない」と感じる服があります。その服自体はすごく好きでなかなか捨てることが出来ません。どのように考えたらいいでしょうか。


A. 試着して買うまでが、その洋服の役目だったかもしれませんね。その洋服に出会うことで得られたことがあったはずです。わたしは、洋服を持っている期間の長さは関係ないと思っていて、役目が終わったなら次に進んでいます。
まだ好き、という感情があるなら、ぜひクローゼットで眺める存在として、大事にしておくのもありです。わたしにもそういうアイテムがありましたね。


構成・文/出原杏子