ビヨンセやテイラー・スウィフトなど、大物アーティストのツアーが続々開催されている2023年。先日、全米ツアー中のテイラーがスタッフ全員に総額約79億円のボーナスを大盤振る舞いした話がニュースになっていましたが、今回のツアーではほかにもさまざまな伝説が打ち立てられています。

写真:AP/アフロ

テイラー・スウィフトの「ザ・エラ・ツアー」のチケットは席種によっては20万超えとなるほど高額。それでも完売してプラチナチケット化するほどの人気だったそうですが、1400万円近いボーナスをもらったツアーのトラック運転手は、それを頭金に家を買うことができたとかで、しっかりスタッフに還元しているところはさすがアメリカという感じ。

 

8月9日にツアーはフィナーレを迎え、それを記念して全米のスターバックスでは全122曲に及ぶテイラーの楽曲からセレクトしたプレイリストを直営店で流すと発表。また、アイス・ブロンド・ラテには「フィアネス」、ナイトロ・コールド・ブリューには「レピュテーション」など、テイラーの歴代アルバムの名に合わせたドリンクも提供されるそう。ものすごい影響力!

ナッシュビル公演では悪天候のために開演時間が遅れ、大雨の中ずぶ濡れになりながらも午前2時までパフォーマンスを披露していたし、10万以上払っても観る価値はある熱いライブだったということがニュースを見るたびに伝わってきました。ファンたちは皆、テイラーの過去の曲やツアー衣装のアーカイブから思い思いのコスプレをしてライブ参戦していて、会場との一体感も楽しそう。

さらにシャーリーズ・セロンやマーク・ザッカーバーグ、ビリー・ジョエルなどの大物セレブたちが、娘たちを連れてテイラーのライブに行った写真をインスタグラムに投稿。女の子からのテイラー人気のすごさを改めて見せつけられました。
 



一方、「ルネッサンス・ワールドツアー」開催中のビヨンセ。

写真:AP/アフロ

ニュージャージーでのライブでは駅員たちが「ビヨンセ」「クイーンB」と書かれたサインボードを持って、駅に降り立った観客たちを誘導。またワシントンDCでのライブでは、大雨の影響で開始時間が遅れたため、ビヨンセ側がDCの地下鉄会社に終電を1時間延長してくれるように依頼。費用の総額約1450万円を負担して、全員が無事に最後までライブを楽しむことができました。会場の最寄駅から全98駅で下車できるように手配したのだとか。

テイラーの「ザ・エラ・ツアー」でも、歌手としてのキャリアの総決算であるこのツアーの開催を祝して、皮切りとなったアリゾナ州のグレンデール市では公演に合わせて一時的に「スウィフティ市(スウィフティはテイラーのファンの愛称)」と改名していたけれど、アメリカはこうやって地域全体で特別なイベントを盛り上げるのが上手。パーティー文化の国だけあるなあと思いました。

それにしても、桁違いな歌姫たちのライブ伝説。テイラーの「ザ・エラ・ツアー」は来年2月に来日公演が決定していますが、日本ではどんなエピソードが生まれるのか、今から楽しみ!
 

 

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