シューズもウェアもお気に入りを揃えて、気合を入れて始めたランニング。それなのに、眠いから、雨だから、忙しいから……と、いつの間にか「走らない」生活に逆戻りしていませんか? ランニングジャーナリストの倉島 万由子さんの著書『楽しいから続く、続くから効果が出る くせになるランニング』によると、「走りはじめて6か月以内に走るのをやめてしまうランナーの割合」は、なんと「68%(大手スポーツメーカー・デサント調べ)」にも上るそうです。

 

そこで、ランニングをこよなく愛する倉島さんが提案するのは、「ランニングを続けるためのスケジュール帳活用術」です。倉島さん曰く「意志力に頼るよりも、仕組みを作る」ことが継続への近道なのだとか! 目から鱗の継続法について、本書から特別に一部抜粋してご紹介します。


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走れば「人生がうまくいく」!? 52歳のランニングジャーナリストが教える朝いちばんの「幸せ習慣」>>
 

 


 ① ランニングの時間を予約しよう! 

 

まずスケジュール帳を開き、30分ほど時間が取れる日時を探してください。

最初はランニングをくせ付けるためにも、1週間に3回走ることが理想です。ポイントは1週間に3回(難しそうなら2回)を、できるだけ同じ時間帯で見つけることです。そうすると、走る日のルーティンをつくりやすくなります。

私のおすすめは朝の時間帯です。日中は他の用事が入りやすく、1日の終わりは、同僚からの「ちょっと一杯」のお誘いや1日の疲労で、予定が飛んでしまう可能性があるからです。また、体内時計のリズムも整いやすくなるため、1日のはじめに時間を確保したいところです。

「朝は起きられない!」という人も安心してください。まずはスケジュールに入れることが大事なので、基本は1週間のうちいつでもOKです。自分のスケジュールやライフサイクルで決めてください。

スケジュールを組むポイントは、「外せない予定の確保→空白の時間の確保」をしてから、「走る時間」を見つけることです。