これが当日の一通りの流れ! 
髪は濡らさないよう注意して

 

伸ばした髪を、いよいよカットするときがやってきました。まずは、寄付する長さを確保した束をいくつも作り、ゴムでかたく結びます。

 

このサロンでは、最初の1本は本人にカットしてもらっているということだったので、ドキドキしながらゴムの1cm上を、いざ、断髪! 

 

2本目からは古川さんにお願いし、最終的にこれだけの束が取れました。

次の記事に詳しく書きますが、私は部分的にブリーチもしていたので明るい色が混ざっていますが、JHD&Cの場合、寄付には問題ありません。それからカビや雑菌が繁殖しないように髪の毛はカット前に濡らさないんです。ヘアドネーション用のカットに慣れていないサロンで切る方は覚えておくといいかもしれません。

切った髪は、束のままジッパーつきのビニール袋に入れ、JHD&CのHPにある「ドナーシート」に必要事項を記入、もしくは同等の内容をメモして、郵送準備をします。JHD&Cの方によると、郵送する際は日本郵便の「レターパック」や、ヤマト運輸の「宅急便コンパクト」など、追跡番号つきのもので送るのがオススメだそうです。また、開封作業をスムーズに行うため、できるだけ簡易包装がありがたいということでした。

 

私は自分でレターパックを用意して郵便局に持ち込みました。JHD&Cでは、サロンからの代理送付や複数人分のまとめ送付は受け付けていないのでご注意ください!

 

人生最長に伸ばした髪を
人生最短に切った日


私自身はというと、束を確保後に、改めて髪を濡らして形を整え、カラーリングをしてもらいました。そして最終的にこんな仕上がりに!

 
SIDE 
 
BACK 

こんなに短くしたの、ほぼ初めてです……! どうでしょうか。雰囲気、結構変わりましたよね!? リップラインの長さのショートボブは、カジュアルになり過ぎず女性らしい印象を与えてくれ、ラインを意識して切り揃えられたサイドやワンレン風のかきあげバングが、ほんのりモードっぽさも添えてくれます。後頭部の丸みも綺麗! ヘアドネーションでもなければ、こんなに短くすることはなかったことでしょう。その後も人と会うたびに褒めてもらえて嬉しい〜!

というわけで、ヘアドネーションの当日レポートはこれで終了です。
次回は、JHD&Cさんにうかがった内容についてお伝えします。寄付した髪の毛がその後どうなっていくのかや、割と踏み込んだ質問にも真摯に答えてくださったおかげで、私自身、髪を切る前に様々な疑問がクリアになり、カット当日はすごく前向きな気持ちで臨めました。こちらもぜひご覧ください!

第2回は9月17日公開予定です。

 


撮影/古谷 利幸[F-REXon]
取材・文/中田絢子
編集/國見 香
協力/BEKKU hair salon
 

 
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