温もりのある交流で、お互いに幸せ。

「愛情ホルモンが分泌されるよ!」

しっぽはピンッ! それと、「ニャ~」と語尾を上げた“おねだり鳴き”。このようにして猫がすり寄ってくるときは、彼らがスキンシップを取りたがっているサインだと言われています。

性格や生い立ちにもよるけれど、猫というのは基本的にスキンシップを好む生き物。人の手でなでなでされたり、抱かれたりすると、そこから体温やにおいを感じとって、愛着を深めていきます。これには、子猫時代にお母さん猫の温かい舌でペロペロとグルーミングされながら眠りについた幸せな記憶があるから――という、何とも可愛らしい説も。

また、5~10分以上のスキンシップを行うと、猫もヒトも愛情ホルモン“オキシトシン”の分泌が促され、リラックスできることがある論文で話題になりました。スキンシップでお互いのストレスが軽減し、幸せな気持ちになれちゃうんですね。これはヒト同士でも同じことがいえるそうです。

とはいえ、例えば、夫婦や恋人関係といったヒトとヒトにおけるスキンシップは、「今さら」という照れがあったりして、一緒に過ごす時間の長さと比例するように、減少傾向にあるのではないでしょうか。まずは、あいさつのときにポンと体に触れるところからはじめてみて、それから肩を揉んであげたりして、少しずつ触れ合う時間を長くしていくような取り入れ方もよさそうです。

スキンシップは幸せの分かち合い。コミュニケーションを親密にして、信頼と安心を育ててくれるよ! うっとりと目を細め、喉をゴロゴロ鳴らしながら猫たちは教えてくれています。

今日も猫にならって、マインドフルな1日を。

 

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文・写真/高木沙織
編集/吉川明子

 

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