おすすめ映画➊
新しいタイプでホラーは苦手な人も見やすい!?
『ブラック・フォン』

誘拐され、地下室に閉じ込められた少年。そこには黒電話があり、断線しているはずなのに鳴り響き……。原作はジョー・ヒルの短編小説「黒電話」。監督スコット・デリクソン、出演イーサン・ホークほか。2022年製作/104分/PG12/アメリカ

「新しいタイプのホラーでめちゃくちゃ面白かったのが『ブラック・フォン』。誘拐されてしまった少年と、その妹が兄を探して……という話です。少年が閉じ込められた地下室にある”黒電話”の意味、なぜ誘拐されたのか、妹に起こる奇妙な現象……いろいろな謎が最後までわからず、ずっと夢中になってみられる作品でした。最初に面白いと表現したとおり、ホラーでありサスペンスの怖さはありますが、設定や展開の面白さで、普段あまりホラーやサスペンスを見ない人も楽しめるんじゃないかなと思いました」

 

おすすめ映画❷
日本の漫画が原作のノルウェー映画
『イノセンツ』

夏休みに不思議な力に目覚めた子どもたちの遊びが、狂気へと変わっていく姿を、美しくも不気味に描いたサイキックホラー。監督エスキル・フォクト。2021年製作/117分/PG12/ノルウェー・デンマーク・フィンランド・スウェーデン合作

『童夢』(大友克洋)という1980年代の日本の漫画に着想を得た北欧映画なんです。超能力を得た少年の話で、元となった漫画自体もとても面白いので、ストーリーはもちろんなんですが、この作品はなんといってもその空気感や映像のセンスがすっごくよくて、引き込まれる! 予定の作品です(笑)。実は……すっごく見たいと思いながらも、なかなか私自身は見に行くタイミングがなくて、先に観に行った夫が『絶対になお(はまじ)もあの空気感は好きだよ』と大絶賛していて。私もサイトなどで見て、これは好きな作品だなと思い、早く配信されないかなとうずうずしているところです。

ホラー映画はたとえばゾンビが襲ってきたり、演出でびくっとさせられる怖さを楽しむ面もありますが、まさにこの作品は、ホラーだからこそ味わえる、映像から漂ってくる空気感が素晴らしい作品! なはずです。ちゃんと見たら、また報告しますね!」