何が副業になるか迷ったら

副業のために気軽に始めるにあたり、気をつけた方がいいことはないのでしょうか?

「民間資格は、国家資格とは違い、独占資格はありません(独占資格とは、有資格者以外が携わることを禁じられている『業務独占資格』と、有資格者以外は名乗ることが認められていない『名称独占資格』のこと)。

なので、民間資格なのに取得するだけで何十万円もかかるものは、一旦立ち止まってみてください」と資格ソムリエの林さんはいいます。

「日本の資格や検定について、実は公平に評価しているもの、その差をわかりやすく示したものがないんです。なので、気になる資格が見つかったら、誰かの体験談を読んでみることをおすすめします」(林さん)

お、これは怪しいものを掴まないための、とっても重要な視点ですね。
副業トラブルなどニュースで見かけるので、それに引っ掛かっては元も子もありません。

好きなことを副業にと思いつつも、いざ始めるとなると、資格のために時間もお金も使うわけですから、やっぱり少しは”儲けたい”欲がムクムクと起こります。

そんな時は、下記のような図を描いてみてください。

「自分がやりたいこと」「自分ができること」「世の中の人がやってほしいこと(ニーズ)」を整理してみたら、自分にできる副業が見えてきます

「『自分がやりたいこと』『自分ができること』『世の中の人がやってほしいこと(ニーズ)』、これらが重なった部分が、仕事になる部分。やりたいことでなくても、『やってほしいこと(ニーズ)』と『できること』の重なった部分も仕事になります」と林さん。

 

好きなことだけするなら、それは趣味。
そこに少しビジネスの視点を入れると、好きなことからぐっと可能性が広がってきます。

やりたいこと、取りたい資格に迷ったら、まずは好きなことの延長から副業を目指してみるのもおすすめです。


構成/佐野倫子

 


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