新しい可能性を秘めたメタルを特別なピースに落とし込まれたリファインメタルシリーズ。こちらはhum屈指の若手職人、高野さんが研鑽を積みながら取り組んでいます。

緩やかなカーブと優雅なフォルム。流れるように絡まるチェーンの様子は、着飾るためのジュエリーでありながらも、作品性がより高められたまさにオブジェ。

 

制作の様子を伺いましたが、その精巧さ、緻密さにただただ感嘆するばり。実際にチラッとではありますが彫金を体験させていただいたばかりだったので、その驚きはますます実感を持って大きくなりました。

人の手だから行きつくことのできる巧みな技。チェーンのつながりを止めない、そんな取手のデザイン一つにも理由が詰め込まれています。そんなこだわりを貫き通した結晶が、完成されたジュエリーとなっているのです。

 

でも、実際に眺めていると、そんなことはどこ吹く風。すーっと物静かで、熱のこもった気概のようなものは感じられません。どこか涼やかで、だけれど有機的な温度感がじんわりと伝わってきます。


憧れのジュエリーはやっぱり特別でした。と、つくづく。

実際に自分の手を動かし、わくわくしながらリングを作らせてもらい、ジュエリーにまつわるいろんなエピソードを伺い……。

この日のアトリエでの時間は、よりいっそうのhumへのリスペクトと、ジェリーへの憧れが強まったことは間違いありません。


こもって何かに夢中になりたい冬の日、毎日を共にできるような素敵なリングが作れるhumの彫金ワークショップはとてもおすすめです。ぜひ皆さんも挑戦してみてください。

humの皆さま、改めて素晴らしい機会をどうもありがとうございました!

 

松井陽子:エディター&ライターとして、雑誌やカタログなどで活躍中。湘南在住。家族は藍染師の夫と、20代2人、10歳の子と猫。mi-molletで月に2回アップされる「スタッフの今日のコーデ」も人気。Instagram:@yoko_matsui_0628


撮影/田中駿伍(MAETTICO)
モデル・構成・文/松井陽子
 

 

前回記事「ジェリーブランド「hum」の彫金ワークショップへ! シルバー×ダイヤモンドのリングの出来栄えは?」はこちら>>

 
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