駄目と言われても納得するまで食い下がる!


ー​ー以前インタビューで、「ファッションやメイクは、日本語でうまく言いたいことが言えない私にとって、唯一の自己主張の手段だったんです」(モデル・ギャビー「日本語でうまく言いたいことが言えない私にとって、 ファッションやメイクは、唯一の自己主張の手段でした」【第2回】)とおっしゃっていました。それも、今ファッションモデルをされているルーツなんでしょうか。

ギャビー:日本語が読めないから、漫画ではなくファッション誌を読み漁っていました。本当にファッションやメイクは自己表現です。学生の時も、ファッションやメイクが大好きだったんですけど、学校には校則があるじゃないですか。中学に入った時も、ミニスカートにしちゃいけないとか先生に言われて。
でも、この問題自体を考えてみると、ミニスカートにすること自体は別に、悪くないじゃないですか。だから、先生に対して「それは、決まりだから駄目って言っているんですか。それとも、本当にミニスカートにすることがいけないって思ってます?」と言ったんです。それぐらい突き詰めて考えちゃう。本当にうるさい子だったと思います。 

 


見た目のせいで誤解されることの連続でも、曲げたくなかった


ギャビー:校則があったとしても、私にとってはファッションは、個性の自由。金髪にしたからってすぐに「ヤンキー」「不良」と思われてしまうとか、そういうのが少しずつなくなっていけばいいなと思います。私は見た目のせいで、不良とか、優秀じゃないって言われることが多かったです。それでも好きな格好をするのをやめなかったから、やっぱりどうしても自己表現したかったのかな。

 

ーー先生から見た目のせいで不良だと決めつけられて、強制退部させられたことがあったそうですね。

ギャビー:バスケ部に入って2日で、ですよ? こんなにフィジカル強いのに!