自分からサヨナラしなければ、ライブ会場や映画館で思わずTシャツを買ってしまうミーハー心は終わらないのね……。
本日は、ライブ会場で買うTシャツのお話。
私は、ライブ会場で売られているアーティストTシャツには昔から目がありません。おそらく最初におこづかいで買ったのは、高校生の時。マイケル・ジャクソンのライブで買ったものだと記憶しています。それ以降、大好きなアーティストのライブやフェス会場、さらには美術展や展覧会や映画館なども同様に、物販コーナーでは必ずTシャツをチェックし続けています。とはいえ、その度に購入していてはキリがありません(と途中で気がつきました苦笑)。そこで、以下の4項目を瞬時にジャッジするようにしています。
①アーティスト(or作品)が好き 「私は●●が好き」と宣伝しながら歩いているようなものなので、やっぱりそのアーティストが好きかどうかはとても大切! どんなに好みのデザインであっても音楽性(or作品)に共感できなかったら購入はしません(キッパリ)!
②ロゴやイラストのデザインが好き ライブ(or作品)は最高なのに、Tシャツのデザインは(自分にとっては)今一つ……という場合も多々あります。思い出のために購入という買い物はタンスの肥やしを増やすだけということが長年の経験でわかっているので、すっぱり諦めます。
③素材感&シルエット 日常生活(特に仕事の場面)で着るに耐えうるクオリティであるかをしっかり吟味します。ロゴやイラストデザインがいくらツボに入っても、ここはシビアにチェックしたところ。「せっかく来たのだから何かを買って帰りたい」と思うファン心につけこんだ粗悪なものが(今ではほとんどなくなりましたが)時にまぎれています。
④適正価格かどうかをジャッジ インディーズバンドのライブなどではTシャツ(物販)が彼らの大切な収入源になっている場合がほとんどなので応援の意味をこめ、多少割高に感じても購入することはあります。が、基本的にはTシャツのクオリティ自体(③)が価格に見合っているかどうかは冷静にジャッジ。
この日に投入したTシャツは、上記の4点をクリアした一枚。(ライブ会場で購入するアーティストTシャツではありませんが)新作映画の公開に合わせてジャーナルスタンダードがコラボしたTシャツです。映画に感動した余韻をひきづったまま、その帰り道に店舗に立ち寄り、①~④の項目をジャッジし、即購入しました。長年の鍛錬(!?)のせいか、このジャッジは同行者が驚くくらいのスピードで行われます(笑)。
さて、私が着用しているTシャツは、いったい何の映画とコラボしたものか、お分かりでしょうか?
分かった方はきっと私と好きな映画の趣味が合う方かと思われます。そう、ファン同士なら、知り合いじゃなくても、言葉を交わさなくても瞬時に思いを分かちあえてしまう……そんなコミニュケーションツールとしての機能も果たしてくれるところが、アーティスト(この場合、映画ですが)Tシャツの最も素晴らしい点だと思っています。
ちなみに、この日は寒暖差が激しかったので、Tシャツ、コートにニットも投入していました。このニットはユニクロ×ルメールのファーストコレクションのもの。その時のカタログで、ざっくりストールのように使われているスタイリングがありました。「なんて自由な着方なんだ!」と感動して、それ以来「きっとルメールも許してくれるはず」とかなり奔放に愛用しています。
大好きだった映画の続編で胸を熱くさせながらTシャツを買った私。そういえば、20年前も『トレインスポッティング』のTシャツを買ったっけな、などと感慨深くもなりつつ……もっと大人な服だけを愛せれば、いいのだけれど。それは、ちょっとできない相談ね!
CREDIT :
コート/マルニ この日と同じ
ニット/ユニクロU
Tシャツ/ジャーナルスタンダード
パンツ/メゾン・マルジェラ
バッグ/イヴ・サンローラン この日と同じ
靴/リーボック
大森葉子
主にビューティ担当。「今日は夏休み?」と聞かれてしまうほどの“ど”カジュアルと「今日は何かあるの?」と聞かれてしまうほどのデザイン性のある服が好き。ほぼ“一目惚れ”買い派。