こんにちは。ミモレの川端です。
私は今、アメリカのテキサス州で10日間に渡って開催中の「SXSW(サウスバイサウスウエスト)2018」というカンファレンスに来ています。

SXSWで表彰されるインタラクティヴ・アウォードでは、過去にTwitterやPinterest、AirBnB(エアービー&ビー)などが受賞。Uber(ウーバー)もここをきっかけに世界的なサービスへ広まったと言われています。
そんなテックのオスカー賞、あるいはパリコレみたいなところへ、バタやんひとり、乗り込んできてみました!



パリコレをまわるアナ・ウィンターのように、会場から会場への移動は、ハイヤーで入口に乗り付けて、ヒールでカツカツと入って行く……みたいなのを想像していたのに……なんかちがーう!!(笑) まあこれはこれで今っぽくていいなと自転車を漕いでいます。
さて、今回の目的は、
●未来のエンターテイメントの届け方(ミモレもエンタメの一つですが)を探り
●PinterestやAirBnBのような画期的なサービスとその仕組みを考えるヒントが見つかれば
と思って会社から参加させてもらいました。
次のスティーブ・ジョブスみたいな人がバンバン出てきて、キレキレのプレゼンテーションをする様子を想像していたのですが……
来てみたら、想像とかなり様子が違いました!
なんというか、もうちょっとシリアスな雰囲気です。

Tech業界が次のFacebookやAppleを見つけるべく、いけいけどんどん!だったのは数年前までのこと。
2016年あたりから、プライバシー問題やテロの先鋭化、フェイクニュースなどなど、インターネットを始めとしたテクノロジーの進化の「負の側面」が顕在化するようになってきました。
トランプ政権の発足を受けて、2017年のSXSWは、“誰がトランプを生んだのか?”とSNSやニュースメディア、IT格差などに犯人探しをするようなセッションが数多く開催されたそうです。
そのような流れからさらに今年は、「AI時代の倫理観とは?」「フェイクニュースやSNSを使ったファシズム・テロをどう防ぐ?」「ブロックチェーンやAIの技術で犯罪をどう防ぐ?」といったテーマが引き続き多く、プレゼンというよりは議論のセッションが多いです。私が想像していた“お祭り騒ぎ”とは少し違っていました。

「社会をよりよくするため」に開発されたシステムが、悪用する人にとって非常に安価で便利なものになってしまう。
そんな怖さに、メディアや映画などのエンターテイメント業界には何ができる?みたいなセッションが多数あり、私もいくつか出席してみました。
日本は、人種や移民問題、階級格差がアメリカほどではありませんし、ミモレはあまり政治的なことを発信するジャーナリスティックなメディアではありませんが。1メディアとしては、「より良い社会へ、社会を変える」こともできるし、「世界を悪い方向に誘導する旗のひとつ」になる可能性もなきにしもあらず。なんてことを日々考えさせられています。

日々の収穫はミモレのインスタの方でもアップしています。滞在中のワードローブは今日の「今日のコーデ」にアップ予定です。テキサスは暑いと思っていたのに、結構肌寒いんです。
続きはまた書きますね。
ではではまた〜。
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