「めっちゃホリデー!」と、那覇空港に降り立った瞬間の夏のような日差しに、思わずあややのヒットソングを熱唱したくなりましたが……すぐに思いとどまりました。あまりの天気の良さと陽気なスタッフ陣に囲まれ、バカンス気分が炸裂しそうになりましたが、「これは、旅行じゃない、出張なんだ!」と(苦笑)。

1日目はロケハン(ロケーション・ハンティング/撮影する場所を探しに行く)日。2日目は撮影日。3日目は雨予備日(撮影日に雨が降った場合に撮影日にあてるための予備日です)。今回は2泊3日の沖縄出張でした!

事前に調べたところ、この3日間の気温は19度~27度でした。基本的には日焼けをしないための風通しのよい長袖。動きやすいゆとりのあるボトムスを意識して。荷物を極力減らしたい派の私は、2日目のお洋服は小さくたためることと軽さでチョイス。ほぼ2ルックで臨みました(まだ海に入るには肌寒いとの情報をキャッチしていたので水着はおいてきましたが、カメラマンの最上裕美子さんは撮影後、着替えて、夕方の海に飛び込んでいきました笑)。
 

今回は『沖縄の春は東京の夏だ!』のお話

1日目と3日目のルック。東京ではこちらに大判ストールを巻いておりました。ショート丈のトップスにハイウエストのデニムを合わせて。帽子はまるめてリュックにつめこめるものをチョイス。
撮影日のルック。強い日差しの中、ほぼ外で過ごすことを考慮して、紫外線対策のために、あえて長袖シャツを。ネパール製のパンツを合わせて。小さくまるめられるので遠征にはもってこい。


「本格的な夏到来前の3~4月が暑すぎないので沖縄のベストシーズンです」と現地の方数人に言われました。プールや海に入らずにビーチサイドで寝転んでいるだけでよいのならば、そして、ダラダラ汗をかくこともなく初夏から夏の装いが爽やかに楽しめるこの時期の沖縄は確かにべストシーズンなのかも!?

はからずしも!?、今回の撮影スタッフはすべて女性で編成。最後のカットを撮り終えた後、ロケ場所としてご協力いただいたカフェにてアイスで祝杯(笑)。
 

この出張では、全国スナップコーディネイターに応募いただいた読者の方にも那覇市内でお会いすることができました。「日本全国のリアルなファッションを同時多発的に発信していきたいんですよ。北海道の方はダウン着ているのに、沖縄の方はノースリーブを着ている。同じ日なのに、まったく求められているファッションが違うっていう! 東京だけが情報やトレンド、ファッションの中心ではないんだという価値観づくりに挑みたいんですよねぇ。ミモレならそれができそうな気がして」という私の漠然とした、でもムダに熱い夢をお伝えし、キャイキャイと盛り上がってしまいました。

あぁ、常夏の島で私は(仕事で来ているのに)、めっちゃホリデー気分で浮かれてしまって、少しだけ饒舌になってしまったのかもしれないなぁ(苦笑)。

2日目に撮影を終えたので、3日目は夕方まで自由行動に。あぁ、神様、ありがとう! こちらは港川地区にあるコーヒーショップBeans Store。
沖縄来たら必ず寄りたいと思っている「千日」。練乳ラバーの私はミルク金時を。甘さ控えめの丁寧に炊かれた優しい味の金時豆、サイコ―です♡

CREDIT:
<ロケハンの日>
ニット/エディット フォー ルルで購入
デニム/MM6 この日と同じ
帽子/ユナイテッドアローズで購入
サングラス/ACNE STUDIO この日と同じ
サンダル/Teva この日と同じ

<撮影の日>
シャツ/マディソンブルー
パンツ/ヴィンテージ この日と同じ
帽子/ユナイテッドアローズで購入
バッグ/ノベルティ
サンダル/Teva この日と同じ

大森葉子

主にビューティ担当。「今日は夏休み?」と聞かれてしまうほどの“ど”カジュアルと「今日は何かあるの?」と聞かれてしまうほどのデザイン性のある服が好き。ほぼ“一目惚れ”買い派。

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