先日の「アルカナ東京」が楽しかった理由を考えていたのですが、やはり作り手とのコミュニケーションが感動を倍増させたのかなと。で、思い出したのが2015年1月26日から31日まで開催された「第63回 東京藝術大学卒業・修了作品展」のこと。東京藝術大学の大学美術館、キャンパス内、そして東京都美術館という広大な会場に、すべての専攻の卒業・修了作品を展示したものでした。

卒業展というものに初めて行ったのですが、あまりの広大さと来場者の多さに全部は無理! と瞬時にあきらめ、彫刻、彫金、漆など、見たい専攻から攻めることにしました。学生さんが研究内容や作品を説明してくれることも。この卒業制作展、関係者だけじゃなく、一般のお客さんもとても多いんですね。新しい才能を探している人はもちろんですが、アート好きの人もかなり楽しめるはず。

図録をみながら、やはり実物の迫力は本だけでは伝わりきらないな、この作品は実際に観てみたかったなと思うこともしばしば。来年は、きちんと時間を取って2日間は攻めたいと思っています。もちろん東京藝大だけじゃなく、他の大学や専門学校の卒展も面白そうなので要チェックです。

※時期的にかなりズレている内容ですみません!

印象に残った作品はこちら。↓

  • 1日じゃ、とてもじゃないけど観きれなかった「東京藝術大学卒業・修了作品展」_img0 巨大な作品もあれば、細密なものも。書やテキスタイル、染色も面白かったです。
  • 1日じゃ、とてもじゃないけど観きれなかった「東京藝術大学卒業・修了作品展」_img1 「Beo――塔のあるたてもの」佐久田麻希(彫金)
  • 1日じゃ、とてもじゃないけど観きれなかった「東京藝術大学卒業・修了作品展」_img2 「ことぶき」常信明子(彫金)
  • 1日じゃ、とてもじゃないけど観きれなかった「東京藝術大学卒業・修了作品展」_img3 「乾漆蒔絵箱“雨”」川ノ上拓馬(漆芸)
  • 1日じゃ、とてもじゃないけど観きれなかった「東京藝術大学卒業・修了作品展」_img4 「蘭」渡邉諒子(漆芸)
  • 1日じゃ、とてもじゃないけど観きれなかった「東京藝術大学卒業・修了作品展」_img5 「女」三上晏子(彫刻)