これまで、自分のことをあまり語ってきませんでしたので、このタイミングで簡単に自己紹介をさせていただきます。

  1974年生まれの寅年、水瓶座。25歳で結婚。そのパートナーとどうやら来年結婚20年目(自分でもびっくり!)を迎えます。子供はおりません。ひとり海外旅やひとりスノボなども愛しておるため、その私の突発的なケセラセラ行動を縛らないパートナーを選択いたしました(笑)。いや、もしかしたら、彼はそういう私に慣らされてしまっただけなのかもしれないけれど……とにもかくにも、互いの立場や時間を縛らない自由な関係が私たちには合っているようです。

昨日、パリから帰国した大草コンセプト・ディレクターに、会議後にお祝いの花束をいただきました。『ヴァンテーヌ』編集部で肩を並べていた20年前には想像もしなかった未来であります。感慨深いぞ!

 
 親に買ってもらった初めてのレコードはピンクレディ(たぶん、『ペッパー警部』)。自分のお小遣いで始めて買ったレコードはチェッカーズの『哀しくてジェラシー』。お小遣いで始めて行ったライブは、邦楽はとんねるず。洋楽はマイケル・ジャクソン。小学校から高校までバスケットボールにあけくれ、休み時間や昼休みは部室で漫画と雑誌を読み耽っていました。愛読していたファッション誌は、『オリーブ』『mcシスター』。漫画誌は『なかよし』『りぼん』→『別冊マーガレット』→『フィール・ヤング』。この頃から、漠然と「ファッション誌の編集者になりたい」という気持ちが芽生えていた気がします。

 東京の大学に進学し、「自分の時間を自分で管理してみたいんです!」と、引き止めてくれようとするコーチを泣きながら説得して退部。しかしながら、結果的には、自由をもてあまし、「バイトをしまくって、ためたお金で旅に出る」を繰り返す。そんな大学生活を送りました。

フローリストで自ら花を選び、コーディネイトしてくれたそう。大草さんから見たら、私ってこんなイメージなのかな? 曖昧色でまとめられた花束。なんだか嬉しかったです。

 
 今でも旅をすることは大好きです。「そんなに出歩いてばかりで疲れない?」と半ば呆れているであろう友人を横目に、「ここではないどこかへ!」という自分の心の奥底にいつもある衝動を止められず、まとまった休みがとれる度に旅に出かけていました。
  
 そして、その衝動が醸成され、いきおいのままに私はこの春から夜学で大学院に通っています。「ここではないどこか」――それは、物理的移動で見られる景色ではなく、自分の中にある何かを変化させたり、満たしたりすることで見えてくる景色なのかもしれない、と急に哲学的境地に達してしまったとでもいいましょうか(苦笑)。

 この続きは、またの機会に。
 

今日のお品書き

人気ヘア&メイクアップアーティスト長井かおりさんのスペシャル動画企画 第4弾。ひとつ結び以外のヘアアレンジの方法をレクチャーしていただきました。さらに、簡単なターバンの巻き方も♡ 暑苦しさを解消しつつ、おしゃれ見えする髪型にアップデートしてみては?