「シンプルなコーディネートが寂しげに見える。年相応の華やかさが分からない」というお悩みの八重樫さん。(前回の記事はこちらから)
さっそく、スタイリスト室井さんがおしゃれのお見立てを開始!
まず、お見立てのキーワードに上げたのが“色使い”。
「華やかさを意識してたくさん色を使う必要はないですし、むしろ抑えたほうが年相応でこなれて見えます。また、顔映りのいいピンクに頼らなくても、小物づかいやメイクで華やかさを補うことができます」(室井さん)
そこで選んだのがサンドベージュのシャツにカーキのワイドパンツの着こなし。膨張して見えないよう、シャツは全部パンツにインしてすっきりと。袖を少しまくって、襟も後ろだけ軽く立たせるとこなれ感がでます。そして、仕上げにゴールドの太バングルやストローバッグで華やかさや季節感をプラスしていきます。
シャツ¥26000(サンドを着用)/アッパーハイツ、ワイドパンツ(ダークトープを着用)¥27000/ハウント、バッグ¥24000/カタルツィ1910、バングル¥55000/エディ ボルゴ シューズ/私物
「顔がくすみそうでベージュ系って避けていました」(八重樫さん)
「ベージュ系トップスのときは、靴やアクセサリーで光りものを足すと地味に見えません。そしてメイクをオレンジ系にすると効いてくると思います」(室井)
お見立てのキーワードとして意識したのが「シルエット」。
シンプルなおしゃれが物足りなく感じた時は、いつもと違うバランスに挑戦することも大事。ゆったりめのシャツやブラウスに細身パンツという“上ボリューム、下スリム”のバランスをボトムだけワイドパンツに変更。“上も下もボリューム”というシルエットは、八重樫さんが目指す「ハンサムな個性」にもつながります。
「ワイドパンツって試してみるものの、なかなか似合うものが見つからなくて…」(八重樫さん)
「ワイドパンツは太って見えるのを懸念される方が多いですが、ウエストインを覚えればバランスよく着こなせます。あとは手間を惜しまず気になる部分はお直しすることです。レングスもウエストも、自分サイズにすればワイドも難しくありません。その場合、全体的にピタピタよりすこしゆとりがある方がエレガントに、そして痩せてみえると思います」(室井)
お見立ては続きます。次回は7/18に公開予定です。お楽しみに!
構成・文/昼田祥子
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