絶対に失敗しない、大人のための品のあるチーク位置はここ!
なんとなく違う?と迷いつつ、昔ながらの自己流ルーティンから脱出できないミモレ読者のメイクを、岡野瑞恵さんがアップデートする悩み別テクニック。今回は、大人には塩梅が難しいチークにフォーカスします。
今回のお悩み
子供っぽくなったり、酔っ払い風になったり…
自分のチーク位置が不明です
ミモレ編集部・片岡千晶の悩みの種は、チーク。
「目の下の頬の中心から、逆三角系に入れています。年齢とともに下がる頬の位置を上げて見せたいし、とはいえ高めの位置に赤みが丸く入ると子供っぽい仕上がりになるし。横に広げすぎると老ける気がして、大人のチークはどこがベストポジションなのでしょうか」。
10代、20代なら、キャラクターによってはピンクのチークをポンポンと丸く入れて幼く見せるテクニックもアリかもしれません。でもそれが大人に似合うか、といえば答えはノー。
「大人はメイクや髪型で幼い可愛らしさを演出しないこと。人生経験からにじみ出る知性や優しさ、落ち着きといった成熟した魅力を引き出してほしい。本当の可愛らしさは内側から自然ににじみ出るもの」と岡野さんはきっぱり言い切ります。
そして、チークが難しいと感じるなら、あらためてチークの目的を考えてみましょう。
「チークは健康的な血色を演出するもの。なので、肌の奥からにじみ出るように仕上げたいものです。血色感の作り方次第で、若作りになることなく、品のある幸せそうな表情に」(岡野さん)
HOW TO
①頬骨の高い位置にクリームを仕込み
まわりをパウダーでぼかす2ステップ。
② 使用したアイテムは、この3品。
頬の位置をリフトアップして見せたり、骨格の美しさを際立てる効果もあるチークは、ヘルシーで幸福そうな肌作りの決め手。
「クリームとパウダーの重ね使いと、肌に調和する色選びで、大人ならではの柔らかな魅力を引き出してくださいね」(岡野さん)
撮影/横山翔平
取材・文/片岡えり
構成/片岡千晶(編集部)
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ヘア&メイクアップアーティスト 岡野 瑞恵
1969年出まれ。1992年より大手化粧品メーカーでのヘア&メイクを経て、2005年よりフリーとして活動。 確かな理論とトレンド感のあるメイクで、女優、タレントからの指名も多く 雑誌・広告・TVなど、第一線で活躍中。【ブログ】岡野瑞恵オフィシャルブログ【インスタグラム】TAMALIN727【ツイッター】TAMALIN727