秋メイクのトレンド、目もとは渋柿色のアイシャドウを
シーズン毎に変わるメイクのトレンド。流行に振り回されるのではなく、似合いそうなものだけを上手に取り入れたいものです。この秋、大人をきれいに見せてくれるトレンドメイクを岡野瑞恵さんが指南します。
昨年から流れが続いているマットなリップや、パープルなど、さまざまなトレンドの中で、岡野さんがピックアップしたのは、渋柿色のアイシャドウです。
「オレンジより大人っぽく、深みのある渋柿色は、日本人の肌となじみやすく、ブラウンの延長で使えます。ふわっと柔らかなニュアンスがあり、目もとに明るさも演出。主張が強すぎないのに、どこか今っぽいというバランスも、ミモレ世代にちょうどいいですね」(岡野瑞恵さん)
HOW TO MAKE-UP
今回の使用アイテムはこれ!
(左)SUQQU 2018 15th アニバーサリー カラーコンパクト 101 ¥7000
(9月7日限定発売)
クリーム状のニュアンスカラーと、パーリーな渋柿色、ダークカラーの3色のアイシャドウにコーラル系のチークをセット。肌になじむ色と輝きのハーモニーで美しい立体感を。限定なので争奪戦必至!
(右)資生堂インターナショナル SHISEIDO
ヴィジョナリージェルリップスティック 202 ¥3600
水が弾けるようなフレッシュでみずみずしいテクスチャーで均一にフィット。上品なツヤを秘めた質感で、つけたての仕上がりと潤いが持続。ほんのり赤みを感じるベージュ。
①渋柿色を広めにぼかす
SUQQUのアイシャドウの中央の渋柿色をブラシに含ませたら、一度手の甲で色味を調整してからアイホール全体に広くふわっとぼかしこみます。最初にのせたところには色がつきやすいので、ファーストタッチをとにかく柔らかくのせて。
②二重の幅に締め色をオン
SUQQUのアイシャドウの右端のレンガ色をチップにとり、手の甲で色の出具合を調整してから、まつ毛のキワから二重の幅まで塗ります。一重の場合は、ここに二重のラインがあったらいいな、と思う部分に。ファーストタッチが濃く出るので、チップを強く押し付けず、繊細にススッと塗ります。
③下まぶたにも渋柿色を仕込む
目もとに奥行きを出すために、さらに下まぶたにも①と同じ渋柿色を入れます。ブラシの先端にアイシャドウを軽く含ませ、下まぶたのキワに目尻から3分の1くらいまでふわっとぼかして。色を出す、というより、影を作るイメージで。
他のおすすめアイシャドウはこれ!
(左)資生堂 マキアージュ ドラマティックスタイリングアイズD OR311 ¥2800(編集部調べ)
濡れツヤを仕込むオイルリッチなベースとオレンジの濃淡、輝きを足すポイントカラーの4色。ブラウニッシュオレンジで若々しく潤んだようなまなざしに。色がくすまず、崩れにくいのも魅力。
(右)コーセー ヴィセ アヴァン シングルアイカラークリーミィ 105 ¥800 (編集部調べ)
いつものアイメイクに、ちょっとだけトレンドのニュアンスを。ゴールドに柿色を混ぜたような、コッパーブロンズをまぶたにふんわりぼかして。クリームタイプなのでベースに使ってもきれい。
いかがでしたか? 特にアイシャドウは冒険しにくく、ワンパターンになってしまいがち。でも渋柿色なら気軽に試せるし、いつもとはちょっと違う印象をアピールできます。“昔の顔の人”にならないように、小さなチャレンジを楽しんで、印象をアップデートしてみてくださいね。
第1回「篠原涼子さんのナチュラルメイク、その秘密は「赤」にあり!」はこちら>>
第2回「夏から秋へ。大人のトラブルを防ぐスキンケア法」はこちら>>
第3回「夏から秋へ。ファンデーションと肌の質感は変えたほうがいい?」はこちら>>
第5回「この秋リップの色はボルドーにするのがおしゃれ!」はこちら>>
第6回「洗練された顔になる、眉の描き方のルール。「色は髪色に合わせない」」はこちら>>
第7回「絶対に失敗しない、大人のための品のあるチーク位置はここ!」はこちら>>
撮影/横山翔平
取材・文/片岡えり
モデル/山根亜希子
構成/片岡千晶(編集部)
ヘア&メイクアップアーティスト 岡野 瑞恵
1969年出まれ。1992年より大手化粧品メーカーでのヘア&メイクを経て、2005年よりフリーとして活動。 確かな理論とトレンド感のあるメイクで、女優、タレントからの指名も多く 雑誌・広告・TVなど、第一線で活躍中。【ブログ】岡野瑞恵オフィシャルブログ【インスタグラム】TAMALIN727【ツイッター】TAMALIN727