札幌に帰省しました。もう冬がすぐ、という時期ですが、つかの間の快晴の暖かな週末でした。父の体調が今ひとつだったので、ひとりで近所を散歩してみました。小さな川のほとりに、小さな桜並木があります。その手前には小学校が。自宅からわずか5分、その間にたくさんの紅葉に出会うことができました。草の上の落ち葉にも秋の日が当たり、キラキラと輝いています。北海道の抜けるような青空は、赤も黄色も、いっそう鮮やかな色に染めていました。
メーテルリンクの「青い鳥」は青い鳥を探して旅をする子供達がとうとう見つけることができずに家に帰ったら、そこに青い鳥がいた、というお話。この日、私は久しぶりにその話を思い出しました。
どんな時も、美しいものはいつも身近にあるのです。大切なのはそのことに気づくかどうか、ということ。日々の暮らしの中で、私たちが最も忘れがちなことを、ご近所の紅葉が教えてくれました。
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【下田結花のブログ】
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