アイスランドへの旅は、コーピング※のひとつ。言わば壮大なマインドフルネス。
大自然に抱かれ全てのことから一旦自分を解放する、ただそれだけが目的だった。現地に着いてからはオーロラが見えるだろうか、水晶の元素でもあるケイ素（シリカ）の露天風呂に謳われている美容効果についても楽しみではあったものの、ここに来れたことで身体中に気がめぐり頭が軽く“マインドレス”から解放され、私には、それだけで十分な癒しがあった。それは何かを得るというよりも手放すというような…。
一時的なことでもあるかもしれないけど、確実に脳が喜びを感じて記憶しているから、帰国後、この感覚をビルの間に身をおいても呼び戻すことができそうだ。
※コーピング：英語「cope・対処する」に由来して、ストレスの観察、対処を繰り返すことで、適切な対応力を身につける方法。
11：00am まもなく夜明け。
そんな私だから、事前情報は気温確認のみで、東京と変わらない気温に驚きながらも、雨風が強いことを踏まえて完全防寒と、宿でのリラックススタイルにトランクには、ニットばかりを詰め込んできたら、もちろん足元も旅先で愛用しているシャルベのルームシューズ（奥にちまっと写っている）、友人たちは、事前にSNSなどで宿などの画像をしっかりチェック、二人とも夜は素敵にドレスアップ。スタイリストなのに私はスリッパ…でもシャルベですから!!（笑）
地球に抱かれる感覚を楽しみながらも、実はブルーラグーンは天然温泉ではなく人工的に作られた温泉。地熱発電を行うときの副産物として湧き出る地下熱水と共にケイ素（シリカ）が溜まりラグーンが出来上がったらしいのですが、初めはその美しい色から毒だと避けられていたところ、ある時からこの湯が、傷がよく治ったり肌荒れが改善されたりと、治癒に役立つことがわかり温浴施設として使用されるようになったのだとか。
年末にリペアしたペディキュアは、なんとなくブルーラグーンをイメージして淡いライラックカラーを選んでいたら、友人も同じことを考えて淡いブルーグレーで揃った！笑
もうすぐ夕暮れ、2：30pm
ホテルのアクティビティ（ハイキング）に参加！
この後、さらに強風になり、私たちは１時間ほど歩いたあたり、これから山に登るというところでリタイア。…ってそもそも、ハイキングに来たのに暴風雨の中、山に登るとは！ワイルド過ぎた（笑）
ブルーラグーンに隣接するスヴァルスエンギ地熱発電所排出された地熱海水。
本当に美しいシルキーなブルー。
数百年前には無人だったと言われれば納得の光景。溶岩の上に時間をかけて育ったモス（苔）に触るとふわふわして気持ちよかったのですが、大自然にありながらとても繊細なもので大切に育てているそう。触れるくらいは大丈夫だけど、モスを踏んだりはしないでね。と優しくアドバイスをくれた。
かなりの強風に、よく見るとほっぺたが真っ赤です。でも、身体はポカポカ無敵です。デサントの防水ダウンプルオーバーに、ダウンパンツ。カラーはネイビー。ダウンジャケットなど、あまり似合うことも少なかったから興味も持てなかったけど、こんなに素敵なダウンジャケットがあったのね！とかなり興奮しながら年末、奮発して購入！
年末に揃えたシルクウールのインナー
ゴールデンサークルのプライベートツアーの途中に立ち寄ったレストハウスでホットチョコレートをいただき、そこに展示してあった水晶たち。
溶岩でできたCaveのワインセラーは圧巻、私、ハイジ感…。
蕾を防風から守るようになのか、産毛がふさふさしている、なんの植物だろう、猫柳でもないし、枝や蕾のつき方はモクレンみたいだけどこんなに小ぶりだし。
鮮やかなパープルのダウンもデサントで購入した、先シーズンに発売されたマメとのコラボレーションのもの。かなりお気に入り。
ニットベレー帽はSUPER A MARKET、白いニットチュニックはLA MARINE FRANÇAISE、マイナス３０度まで対応可能のブーツはSOREL。
後半に合流した友人たちが送ってくれた動画や写真は、レイキャビックから５時間車を走らせ、さらに氷河の上を走り、Ice Caveや氷河のかけらが転がるダイアモンドビーチなど、更なる大自然の、これぞアイスランドね！と興奮冷めやらぬ光景を届けてくれた。
次に目指したいのは、パタゴニア！！
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