お堀沿いの国立劇場の梅が色とりどりに咲いていました。皇居の自然に育まれた鳥たちも遊びに来ていました。

国立劇場のお庭の梅です。紅白の枝が競って咲いていました。

梅はその佇まいと香りが、なんとも可愛らしくて私は大好きです。昔読んだエッセイで、女性を梅と桜と桃に例えて書かれたものがありました。梅は控えめですが、その香りでしっかりと存在感を示している…と。

羊羹の上に錦玉羹で梅がかたどられていました。(蔵前・榮久堂製)

そういう女性って素敵ですよね。今もこの季節に必ず思い出します。

歳を重ねても、ずっと着られそうな着物と帯です。赤い差し色で明るさを足しました。

濃い小豆色がなんともこっくりとしていて。この季節に袖を通すことが多い付け下げです。帯も色を抑えたので渋めの取り合わせです。
本格的な春を迎える前の静けさ、という感じになりました。

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