先週から一週間、記憶がないほど慌ただしく、ようやく落ち着いてPCに向かうことができました。ご無沙汰し失礼いたしました。mi-molletの特集、たくさんの方にご覧いただきましたこと心より感謝申し上げます。ありがとうございました♡

国立劇場大劇場が満席に!!

さて、先週末に開催されました「能狂言の舞踊」はおかげさまで満席をいただきました!本当に多くの方にお越しいただきました。演目のすべてが充実しており、きっと楽しんでいただけたことと思います。

今回の演目のひとつ「身替座禅」は、能「花子」が元となったお話で歌舞伎でもよくかかります。恐妻玉の井の目を盗んで、可愛い愛人の花子に会いに行く大名の右京。家来の太郎冠者に自分の代わりとして座禅を組ませ玉の井を欺き、その間に一晩限りの浮気を満喫しようとうきうき出かけていきます(この時点ですでにおばか)。

右京が昨夜の余韻に浸りながら夢見心地で帰宅…この後恐ろしいことが待っているとは知らず超ご機嫌。

玉の井にその替え玉座禅を見破られた太郎冠者は、あまりの恐ろしさに全部白状してしまいます。激怒した玉の井は今度は自分が太郎冠者の代わりに座禅を組み、右京の帰りを待ちます。翌朝、幸せいっぱい気持ちよさそうに千鳥足で帰宅した右京は座禅を組んで待っていた太郎冠者(実は玉の井)相手に昨夜のラブアフェアの様子をでれでれと語り尽す…と鬼のような形相の玉の井が怒りに任せて掴みかかる!

恐ろしすぎる奥方にびびり上がる右京さん。だめですもう逃げられません(笑)

 

会場は大笑いの渦!夫婦間のいざこざと男のひとの単純さは昔も今も変わらないのだなぁと変に納得してしまいました…。

歌舞伎とは違い”一回限りお見逃しなく”の舞踊の舞台。感動の場面を記憶に留めて、次の舞台への準備に入ります。頑張ります!