instagramにもアップしましたが、アトリエにて陶芸家の細野仁美さんに取材をさせていただきました。インタビュー記事は後日掲載いたしますが、久しぶりに、取材中ずっとサワサワと全身の皮膚がアンテナになったような感覚に。「一言一句聞き逃さないよう、そしてこの貴重なる時間を体中で目一杯吸い込むように」と、私の中の何かが指令を出したもようです。

  • 作家の方に自身の作品を直接ご説明いただける。編集者になった醍醐味のひとつだと思っています。
  • 制作途中の作品を見せていただきながら。
  • 取材後に、実際の作業を撮影。先ほどまでの朗らかで愛らしい仁美さんが嘘のように、情熱的な表情には息をのむばかり。今回の英国出張のバディ、彌生さんのシャッターが止まりません!


仁美さんの作品は大英博物館にも展示され、V&Mミュージアムのパーマネントコレクションにもエントリー。クリスティーズのオークションにも作品が出品されたとのこと。先頃、ウェッジウッドのアーティスト イン レジデンスに選ばれ、コラボ作品も発表されました。

アトリエにある道具の説明もしていただきました。街に売られている日用品を見て「何かできないか?」と考えることもあるのだとか。


取材中、「土には記憶力があるんですよ」だとか、「花びらを触って、その記憶を土に吹き込む」だとか、「イメージしていることに指が追いつかないから、ピアニストのように経験を重ねるしかない」だとか……「全身耳」になっている(!?)私にビンビンと響き渡る言葉がたくさん飛び出しました。

この作品が完成し、世界のどこかのギャラリーで展示される日がきたのなら、私は這ってでもそこにたどり着きたい、と。大袈裟ではなく、本当にそう思っています。


仁美さんがウェッジウッドとコラボレーションした作品は今秋に上陸予定だそうです。まずは、そちらを楽しみに待つことにいたしましょう!