編集部員による「ツレヅレ」スピンオフ、2回目は山崎が担当します。

といってもほとんどの読者の皆さんにとっては、私自身が「はじめまして」ですよね。

私はミモレでは以前からライターとしてお仕事させていただいていました。大森さんとはライターとして独り立ちした時からお世話になっている大先輩&“フェス友”、川良さんはじめほかのミモレメンバーとも以前、フラウという雑誌で一緒にお仕事していた時期があり、そんなご縁から、今年1月から編集部に席をおかせていただいています。

5月にはインスタライブでも共演させていただきました。まさかあれがラストになってしまうとは……(泣)

「山崎ちゃん、ミモレでやってみない?」と声をかけてくれたのは大森さんでした。なので異動の報告を聞いた瞬間は、私も頭が真っ白に。ただ次の瞬間には「ああ、これで大森さん、旅に行ける」と思ったのでした。

本人もプロフィール欄に書いている通り、大森さん、旅というか出掛けることが本当に大好きなので。ミモレに全身全霊で向き合っていたこの4年半、我慢していたわけではないでしょうが、毎日記事を更新する中ではそうそう旅モードにもなれなかったんじゃないかな……と思うのです。

そんなことを考えていたら、先週末、一緒に出張へ行ける機会に恵まれました。星野リゾート ロテルド比叡さんの「比叡山厄払い三昧」プランで、二泊三日の旅へ。

後日公開予定の記事では、大森さんのちょっとめずらしい姿がご覧いただけるはず……。大森さんが書かなかったら私が書きます!(笑)

こまかな内容は、後日アップされる記事をご覧いただくとして。
丸二日間、本当にいろんな話をしたのですが、思い返すと、結局どれも“今の世の中のこと”そして“女性のこと”だった気がします。

そういえば私はミモレメンバーの中で唯一、大森さんの旦那さんと面識があるのですが、二日間一緒にいても旦那さんの話はほぼなし。というか最近、大森さんと話す時はいつもそうです。「今日、にいさんはどうされてるんですか?」とでも言ってこっちから話を振らない限り、旦那さんは話に出ません(笑)。ずっと仕事、つまりミモレのことを話し続けてるんです。(ちなみになぜ“にいさん”なのかというと、だれかと話す際に大森さん自身がそう呼ぶから。この空気が、とても大森さんご夫婦らしいなー、とも思っています。ご本人に対して何と呼んでいるかはいまだに謎!)

これは決して、大森さんが旦那さんのことをないがしろにしているという話ではなく(笑)。以前はプライベートの話も多少はしていたはずで、でもその感覚も忘れるくらい、この数年の大森さんは24時間、常にミモレのことを考えていたんだな……と、今回あらためて思ったのでした。(そして、そんなふうに大森さんがミモレに全力を注げたのもご家族の理解とサポートがあってこそ。ということも、にいさんの名誉のために付け加えておきます・笑)

そしてこれも本人が書いている通り、基本“考えすぎ”な大森さんなので、編集長という重責から解放されても、世の中のこと、そして女性たちのことは考え続けるんだろうなあ、と。

その結論は、いつか。ミモレかどうかはわかりませんが、きっと何らかの形で届けてくれるはず。「ツレヅレ」の続きが気になっているのは、私も読者のみなさんと一緒です。大森さんがつなげてくれたミモレで私なりに頑張りながら、その日まで、気長に待ちたいと思っています。