この日にお詣りをすれば、46,000日お詣りしたと同じだけの御利益がある功徳日と言われています。昔の人の大胆な発想!!すごいです、なんと126年分!

ほおずきを写した御生菓子もこの季節ならでは、ですね(甲月堂製)

東京の浅草寺が有名ですが、観世音菩薩様(観音様)のお寺の御縁日なので、全国各地で開かれているようです。「ほおずき市」が有名ですよね。

今年は肌寒い日が長く続き、浴衣で出かける機会も少なくなりそうです。ほおずきに似た錆朱(さびしゅ)色の帯締で。

今まで浅草の観音様のにぎやかな御縁日に行っていましたが、今年は自宅近く(そしてmi-mollet編集部のある講談社の激近!)の護国寺へお詣りをしました。

護国寺は小高い山の上にあります。この門をくぐり階段を登って到着です!

功徳日には特別法要も執り行われるとのこと、私も参加させていただきました!
お堂の中で御法要の時を待ちました。まずはじめに若いお坊様チームによる太鼓の演奏があり、これがものすごい迫力で!この段階で魂をぐぐっと掴まれました。
次にお偉いお坊様がたが順に入堂され、粛々と御法要が進行します。江戸時代からほぼそのままの状態で保存されているという重厚な御堂の中で、御住職様の美しく深みのあるお経を耳にするうち、今なのか昔なのか、そして自分自身が誰なのかがわからなくなるというような気持ちになりました。不思議体験でした。。

雨上がりの空にはうっすらと月明かりがにじんでいました。まるで墨絵のようで幻想的でした。

紗の法衣をお召しになられたお坊様のまっすぐな背中を拝見しながら、一年に一度くらいこういう静謐な時間を持つことも大事だわ…としみじみ。外に出ると、雲の紗をまとった美しいお月様が!不思議体験の続きかな、なんて思いながら帰路に着きました。

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