昨日に続いて本の話?と思われるかもしれませんね。でも、これは本ではありません。本の形をしたもの入れです。どんなにデザインのいいもの、自然素材のものを置こうと思っても、暮らしには、美しくないけれど必要なものもあります。そんなとき、仕方がないとそのまま空間に置いてしまうかどうか……それが、インテリアを考えるうえで大きな境目になる気がします。見せたくないもの、自分が見たくないもの、あるいは美しいと感じられないものは、「見せない」工夫をしましょう。私自身、この本の形のもの入れをそのために使っています。雑然としてしまうメモや筆記具、しまい込めない一時的に出しておきたい書類、飲みかけの薬……あくまで、一時的な避難場所です。立てておいても、横にして重ねても絵になるのがうれしい。マグネットの扉は、開けること自体も簡単で、その行為もちょっと楽しいのです。大きさもいろいろあるので、入れるものによって使い分けています。1冊でもいいのですが、3冊くらいあると「絵」になりますよ。
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