外出することがだんだん増えてきた今日この頃。紫外線対策はここからが本番、夏が終わったときに美肌年齢の結果が出ますから油断大敵。今回は、3大人気ブランドの日焼け止め徹底比較! 今夏の新作で、日焼け止めの進化を感じるものばかり。頼れるアイテム探しの参考に。
「絶対やきたくない!」ハイパフォーマンスのデイリーユース3選
右:アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク a SPF50+・PA++++ 60ml ¥3000(編集部調べ)/資生堂 中:ビオレUV アスリズム サンバーンプロテクトミルク SPF50+・PA++++ 60ml ¥2000(編集部調べ)/花王 左:アリィー ニュアンスチェンジUV ジェル WT SPF50+・PA++++ 60g ¥1800(編集部調べ)/カネボウ化粧品
☑使用感をチェック!
①テクスチャーはどんな感じ?
【右:アネッサ】ミルクタイプ。ベタつきはなく、ジェルっぽさもあるテクスチャーで、肌にのせたときに垂れてこないので塗りやすい。 【中:ビオレUV】さらさらとしたテクスチャーはたとえるならメイク下地のよう。素早く伸び広がるけれど、やや垂れやすい。 【左:アリィー】このなかではいちばん固めのテクスチャーで、クリーム状。少量でもよく伸びて肌にぴったりフィットしてくれる。
②腕に塗るとどんな感じ?(写真は2度塗りしたところ)
【アネッサ】
するする~となめらかに広がって、ほぼ透明に。塗った直後はツヤがあるけれど、自然になじんでくれる。さわやかなシトラスソープの香りで夏気分。
重ね塗りしても、ベトっとした重さを感じないのがうれしい。白浮きもなし。より日焼け止めの膜が強化されるような頼もしさもあり。
水にふれるとUVブロック膜が強くなるというだけあって、水をかけてもドロドロすることなくピンときれいなままなのがお見事。
【ビオレUV】
近赤外線ブロックフィルターTechを採用していることで、肌色がワントーン明るく。均一に広げることで、肌がキレイに見えるのがうれしい。
重ね塗りするとやや厚みはあるけれど、がっちりガードしてくれている印象。腕や脚の色ムラをカバーしてくれて助かるなと思う。
水をかけてみると弾く感じ。スーパーウォータープルーフであることを実感できる。水のなかでは少しヨレるかも。
【アリィー】
高輝度パール配合で色はニュアンスグリーン。白浮きしそうでしない仕上がりがありがたい。透明感、白肌感を演出してくれて気分がいい。
塗ってみるとすーっとしたクール感あり。暑い日でも気持ちよく使える感触が好印象。首もとやデコルテもキレイに見せてくれる。
ジャスミン&ホワイトペシェの香りが爽やか。水をかけても弾いてくれる。プールや海などの水というよりも、汗や湿気に強そうな印象。
③顔に塗ってみたときの感触は?
【アネッサ】
ほとんど色がつかない仕上がりに。顔と首の色に境目ができないのは助かる。細かい凹凸がなめらかになる印象あり。皮膜感やつっぱる感じもなし
【ビオレUV】
ベージュ系の下地を塗ったときのようにトーンアップ。ちょっとした色ムラもカバーできる。リゾートだったらファンデなしでもよさそうなくらい。
【アリィー】
白肌っぽくトーンアップ! 下地としても十分に通用するが、首までしっかり塗る必要あり。クール感があるので顔汗が一瞬おさまるような気が。
④総合評価は?
【アリィー】
ボディにも顔にもスムーズになじんで使いやすい日焼け止め。さすがアネッサ! 熱に反応して、UVブロック膜が強くなる技術を採用しているので、気温が上がれば上がるほどここぞとばかりに使いたくなる一品。
デイリー使いはもちろん、レジャーでも活躍してくれることは間違いなし。色がつかないタイプなので暗め色の服でも安心。
【ビオレUV】
太陽光のじりじり感を防げるのが最大の魅力。日傘を使いたくても使えない場面で重宝しそう。たとえば日焼けもじりじり感も防げるので、朝、洗濯物を干すときに「うおっ」となりがちな人はぜひお試しを。
思っていたよりもトーンアップ効果があるのがポイント。デイリー使いしやすいし、猛暑日のツラさを軽減してくれるのではと期待が高まる一品。
【アリィー】
白肌感を演出してくれるという日焼け止めなので、メイクを楽しむのに近い気分で使えるのがうれしい。こすれや摩擦に強いスーパーフリクションプルーフなので、どちらかというと街で使うのによさそう。
今回試したニュアンスグリーンに加えて、ニュアンスピンクもラインアップしているので、好みに応じて選べるのもいいところ。
日焼け止めが苦手、面倒なんて言っている場合ではない
今回ご紹介した3アイテムは、どれもベタつきは気にならず、特別なクレンジングを必要としないものばかり。その上で、肌をキレイに見せてくれたり、新技術を搭載していたりと、本当に進化していることを実感できます。
そして、どれも「しっかり紫外線を防いでくれているな」と思える使い心地。たとえるなら皮膚のうえに、もう一枚皮膚ができるイメージ。「焼かない夏」というより、日焼け止めを使うことで「焼けない夏」になるのではないか、と思います。
熱中症のリスクも高くなっている昨今、日焼け止めの役割はますます重要に。本気で頼れる日焼け止めで、夏を乗り切りましょう!
構成/藤本容子
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