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【40代ケア】傷が治りやすい人はシワケアの効果も高かった!?

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ひたひたと迫りくるエイジングの足音。でも、正しい知識を身につけて、対策すれば怖くない。ビューティエディター&ライター入江信子さんとともに、老化のあれこれをお勉強!

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「キズの治りが遅い」と感じている人に比べ、「遅い」と感じない人は約20%、シワ改善率が高いことが判明したそう。※キズの治り:キズ部分のはれや赤みの引き具合の実態。(ポーラ研究所調べ)

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斉藤優子さん

ポーラ化成工業株式会社 フロンティア研究所 主任研究員
1999年にポーラ化成工業(株)入社。シワ改善ケア・リンクルショット メディカルセラム、美白ケア、総合アンチエイジングケアなどの成分開発や効果実証を担当。

 


シワ改善のヒントはキズの治りやすさにあり!?


今から約4年前、颯爽と登場し、シワ適齢期の婦人たちの希望の星となった、「シワ改善美容液」。もう使った人も多いのでは? そのシワ改善ケアに関して新情報をキャッチ。
ということで、前回に引き続き、ポーラの研究員、斉藤優子さんにお話を聞いちゃいます。

さて、その情報とは……?
「シワ改善美容液を使った人の肌を観察したところ、シワが改善しやすい人と改善しにくい人がいたのです」(斉藤さん)
願わくば、自分が『シワが改善しやすいグループ』に入っていてほしいものですが、で、その差は?
「肌にキズができたとき、キズが治るのが遅いと感じている人は、感じていない人に比べて、シワ改善率が低い傾向にありました。
そこで、キズが治るメカニズムに着目しました。キズができると、肌にコンドロイチン硫酸という物質が増えて、細胞の働きをサポート。

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※6名の平均値・ポーラ研究所データより。


結果、コラーゲンなどが生み出され、キズは治っていきます。
しかし、肌のシワで折れ曲がった部分では、コンドロイチン硫酸が減少していることが報告されていました」(斉藤さん)
こうした情報から、斉藤さんたちは、シワを改善しやすくするカギは、コンドロイチン硫酸にあると気づいたのだそう。
「シワの部分には、実際にキズがあるわけではありませんが、肌が『キズ』だと思い込んでいる、いわば『勘違いキズ』の状態。ということは、キズの修復に重要なコンドロイチン硫酸は、シワ修復にとっても重要なはずです」(斉藤さん)
リニューアルされたシワ改善美容液には、こうした気付きの成果が盛り込まれています。また、処方もより塗りやすく、使いやすいものにバージョンアップ。年齢とともに、キズの治りが遅くなっている人も、ひと安心。


肌が薄い部分のシワは
改善しやすい!


また、シワの直りやすさには、肌の厚みも関係しているそう。
「顔の肌は、パーツによって厚さが違いますが、肌が薄い部位のシワのほうが改善しやすい傾向にあります」(斉藤さん)


要は、肌が薄い目まわりのシワは早く薄くなるけれど、肌が厚い額や眉間、頬のほうれい線、口元のシワは時間がかかるということ。確かに、おでこのシワ、なかなか消えないかも……。
「肌が厚い部分は、真皮が厚いのですが、シワの溝の下の真皮は、溝の分だけ薄くなっていて、回復するには時間がかかるのです。
ただし時間はかかるものの、適切なケアを行えば徐々に改善していくと思いますので、途中でケアをやめずに、少なくとも美容液1本は使い切ることが大切です」(斉藤さん)
継続命。その教え、しかと受けとめました!


保湿ケアしても直らない……それは
表皮性シワから真皮性シワへのシフトのサイン


ところで、シワができたけれど、たっぷり保湿したら直った、なんて経験ありません? 
「それは表皮性の浅いシワ。肌の角層が乾燥して、表面の柔軟性がなくなり、よく動く部分にできる細い溝が、一時的に戻らなくなっている状態です。一方、真皮性の深いシワは、肌の奥の部分、真皮が衰えて、ハリが低下し、定着したシワです」(斉藤さん)
表皮性のシワ=乾燥ジワが真皮性のシワに変わってしまうと、改善にはやっぱり時間が必要。また、保湿を丁寧にしても戻らないときは、表皮性のシワから真皮性のシワに切り替わったというサイン。だから、このタイミングがシワ改善ケアの「使いどき」なのです。

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