ひたひたと迫りくるエイジングの足音。でも、正しい知識を身につけて、対策すれば怖くない。ビューティエディター＆ライター入江信子さんとともに、老化のあれこれをお勉強！

花粉、季節性のゆらぎetc.と、肌荒れの原因は数々あれど、今年になるまで、まさかマスクで肌荒れする日がくるとは思ってなかった！　けど、今、まわりを見渡すと、エイジングに加えてマスク荒れに悩んでいる人の、まあ、多いこと、多いこと。でも、運よくと言ってはなんなのですが、今年は「ゆらぎ・敏感肌ケア」の当たり年。たとえ肌荒れしても復活させる手段は山ほどある！
そしてありがたいのは、今年の敏感肌ケアは、ただ潤すだけでなく、エイジングケアしてくれたり、積極的に肌をリペアしてくれたりと、「攻め」の要素が強いこと。そう、つまりは40代エイジングケアにもぴったりなんです。
そんなケアの中から、ワタクシ、ビューティエディターの入江信子が、「これぞ！」という３品をご紹介します。

敏感肌用と思えないふっくら感に惚れる

まずはミノン アミノモイスト 敏感肌・エイジングケアライン。エイジングケアにフォーカスしているのがウリで、「肌荒れしているとき、エイジングケアするのは怖いけど、普通の敏感肌ケアじゃ物足りなくてムリ〜」なんて、大人の切実な悩みをがっちり汲み取ったシリーズです。

さて、大人によくあるのが、年々、「肌がたるむ」にプラス、「しぼんできた」という現象。実はこれも立派な老化。で、こちらのラインは、エイジングで変化した肌奥の脂肪層にアプローチして、しぼんだ肌をふっくらさせてくれるんです。ね、すごくないですか？　敏感肌用というより、もはや最新鋭のエイジングケア。
特にシートマスクは、肌を奥からふわっと持ち上げて、やつれ、疲れもなんのその。お値段もお手頃なので、調子が悪いときは大盤振る舞いして、何日か連続投入するのが吉です。

美肌菌ケアを取り入れたもち肌ローション

続いては、資生堂 d プログラムの化粧水。「d プロ」といえば、敏感肌ケアの代名詞。でも、今年リニューアルされたものは攻めてます！　というのも、新しく「美肌菌ケア」を取り入れているから。最近よく耳にする「美肌菌」ですが、ここで改めて。「美肌菌」＝肌の表面にいて、調子を整える菌たちのこと。その美肌菌の中でも、肌の水分量を増やして、赤みを抑える“イイ者”、「表皮ブドウ球菌」を育成すべく、菌の餌になる成分を配合しているのがこのローションなんです。
だから使っていると、肌荒れが落ち着くのはもちろん、調子が安定して、揺らぎにくくなってくる。肌体力がつくとでもいいましょうか。

いろんな種類があるんですが、パープルのボトルに入ったローションは、エイジングケア系なので、後肌もっちり。ほどよいとろみも快感で、肌荒れしてなくても、毎日のベーシックケアとして使いたくなります。

話題の成分を配合した、超ド級の乾燥ケア

そして最後は、カルテHDのクリーム。ちょっと前、アトピー性皮膚炎などの治療に使われる「ヒルドイド」という薬が話題に上りました。薬なのに「肌がキレイになるから」と、病院でスキンケア用に求める人が続出。問題になったことを覚えている人もいるはず。
カルテHDには、そのヒルドイドの主成分、ヘパリン類似物質を医薬部外品向けに開発して用いていて、使ってみると、「これがあの禁断の効果か！」と納得してしまうほどの後肌。なんというか、肌がプニプニして、よく言う「指が吸いつく」という表現がぴったりな質感に。毛穴も目立たなくなるし、マスク荒れもどこへやら！　基本的な作用としては、肌のバリアを立て直してるんですけど、立て直し方が他のケアとはレベルが違う感じがします。

いくつかアイテムアイテムがあるものの、乾燥が気になるなら、断然クリーム。こっくり感触で「守られている感」満点。マスク荒れも即、解消します。

もはや敏感肌用レベルを超えた３つのケア。とかく肌が不安定になりがちな大人は、いざというときのためにキープしておくのがおすすめ(ちなみに私は、「敏感救急箱」を持っていて、中にこの手のアイテムを溜め込んでいます)。マスク荒れ、さらにもうすぐやってくる花粉のシーズンに備えて、肌もご自愛くださいね。

 

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