ミモレにもつねに多くの質問を寄せられるジュエリーの合わせ方や選び方。2020年は生活様式も変わり、ジュエリーとの付き合い方にも変化が。そんな今だからこそ知りたい、ジュエリー選びやファッションとのコーディネート術を大草直子コンセプトディレクターに教えてもらいました。
今回は大草ディレクターのジュエリーとの付き合い方と伺うとともに、ジュエリー使いの達人たちのスナップも敢行! 自分のスタイルを見つけるヒントが満載です。
大草ディレクターの最近のジュエリー使いは?
ニットに埋もれてしまうから冬はネックレスの出番が少なめ
髪を切って耳元はケシパールの揺れるピアスが多くなりました
手元は左手に多めにつけるのが心地いい
シルバーとゴールドは合わせてもいい? ピアス、ネックレス、リング、バングルは全部一度につけてもいい? などジュエリーの選び方、つけ方にはよくご質問いただきます。答えは『全部大丈夫!』。あなたが直感でつけたいと思ったものをつけるのが正解なんです。
素材が違う、石が違う、フォルムが違う、時代性が違う……そんな背景が違うものは合わせてはいけないんじゃないか、そんな”暗黙のルール”のようなもの感じることが、今までのジュエリーのつけ方にはあったかもしれません。もちろん揃えればきれいにまとまるかもしれませんが、ジュエリーはあなたを表すもの。だからこそ、もっと自分の好きを優先で選んだ方がいい。枠やルールに囚われずに、自分の直感、好きという気持ち、その日の気分にもっとフォーカスしてあげることが大事です。
とはいっても、急に好きにフォーカスして選ぶのは難しいかもしれません。だとしたら訓練すればいいだけなんです。ジュエリーをつける訓練じゃなくて、朝、ご自身のジュエリーボックスと向き合う訓練。
ジュエリーボックスと向かい合ったときに、いま自分はどんな気持ちなんだろうと直感を冴え渡らせて自分で選び取る。
自分が選び取ったものが、その日のあなた。だから、おばあさまから譲り受けたルビーの指輪とトゥアレグ族のバングルがいいと感じたなら、その日はそれがあなたを表すもの。それでいいんです。合わないものはありません。自分で自分にどうしたいかを聞く、その答えがあなたにとっての正解なんです。
”ジュエリーのつけ方には人柄がでるからーー”
大草ディレクターが見てみたい、あの人のジュエリー使い
プレインピープルディレクター 高山泰子さん
「アート性のあるコスチュームジュエリーが定番です」
お気に入りはフランス人作家の『レナール ビジュー』のもの。植物や動物など自然をモチーフに、陶器、木、真ちゅうなどのあたたかみのある素材を用いて、作られています。もうひとつ『マテリアデザイン』はイタリア人女性が手がけるブランド。デザインも個性的で惹かれるんですが、アレルギーがでにくく、軽い素材にこだわっているところも素晴らしいなと思っていて。年齢を重ねると金属でアレルギーが出たり、重たいものからは気持ちが遠のいたりするので、嬉しいですよね」
ブランド コミュニケーションズ マネージャー小林知衣さん
「天然石を大胆に使ったジェエリーに夢中」
「ジュエリーは自分を表すもの」という言葉がしっくりくる三者三様のジュエリー使いはいかがでしたか? 次回は大草ディレクターに「シルバーとゴールドのジュエリーをミックスするときのコツ」を教わります。お楽しみに。
撮影/目黒智子
ヘア&メイク/佐藤エイコ(ilumini)
取材・文/幸山梨奈
構成/朏亜希子(編集部)
お問い合わせ先/
ソーウインド ジャパン tel. 03-5211-1791
ボン マジック tel. 03-3303-1880
ミラ オーウェン ルミネ新宿2店 tel. 03-6380-1184
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