テレビやラジオ、イベントなど幅広く活躍する、話すこと・聞くことのプロであるフリーアナウンサー安田佑子さんが話題の音声SNS「Clubhouse(クラブハウス)」でスピーカーになるときのルールを解説します。

 

招待制の音声SNS「クラブハウス」が広まっています。もしスピーカーとして実際に話す立場になったときに、スマートにこなすためのコツを考えていきたいと思います。スピーカーはゲストではありますが、スピーカーのあなたが気を配ることで、モデレーターは助かり、オーディエンスからの印象はアップし、ルーム自体もよいものになるでしょう。

関連記事
「『クラブハウス』とは一体何なのか?3分でわかる詳細解説」はこちら>>

 


① とにかく「空気を読む」!


スピーカーはこれに尽きます。あなたがルームのメインゲストなら話は別ですが、モデレーターが主役のルームだとしたら、あなたの話したいことが、皆の聞きたいことなのかどうかは意識してください。質問されているのに、長い自己紹介をしたり、必要以上に仕事のPRをするのはやめておきましょう。オーディエンスが興味がある話をすれば、おのずと「この人、普段は何しているのかな?」とプロフィールを見てくれるものです。

② 自信がないなら「短めに」


① にも繋がるのですが、自信がない人は、まずは「短め」に話すことを意識しましょう。
「テーマの忘れもの、と言えばですね、今朝は6時に起きまして、朝は食パンにバターを塗って食べて、その時からなんかぼーっとしていたんですけど……」から始めると本筋までが遠すぎます。「今日は財布を忘れてしまう大失態をしました」と先に結論から言えば、モデレーターがその話に食いつくかそうじゃないかがわかります。短い話は広げられますが、長いと誰かが止めに入るか、ずっと聴いているしかなくなってしまいます。

 
  • 1
  • 2