新型コロナウイルスの影響で、東海岸と西海岸の2つの会場から、さらにオンラインとも繋いでの多元中継となった第78回ゴールデングローブ賞授賞式。リアルレッドカーペットに登場したセレブと、自宅からZoomで参加したセレブ、さらに司会のティナ・フェイとエイミー・ポーラーがそれぞれニューヨークとカリフォルニアの会場から中継するというTV画面は、なんともややこしい構図に。
そんな異例の授賞式に登場したハリウッドスターたちの、私的、独断と偏見によるベストドレッサーたちをご紹介。
まずは、最も今年らしさを感じた、ジョディ・フォスター。今回、『モーリタニアン』で映画部門の助演女優賞を獲得した彼女は、自宅から、奥さんのアレクサンドラ・ヘディソンと、なんとパジャマ姿で参加。ふたりの間には愛犬も並び、リラックスしきった珍しい一面を見せてくれました。実はこれ、プラダがノミニーたちに贈ったシルクのパジャマ。オンライン授賞式ならではの粋なギフトは、宣伝効果もばっちり。素晴らしい戦略だなと思いました。そして、パジャマを着ててもゴージャスだし許されるのは、ジョディの貫禄あってこそ。これがほかの若手女優だったらここまでサマにはならなかったのでは。
お次は、毎回スタイリッシュなドレスアップが楽しみな女優、エル・ファニング。グッチのライトブルーのドレスに、フレッド・レイトンのジュエリーで、例年よりグッと大人っぽいエレガントなスタイルを披露。アップのシニヨンヘアもシンプルで素敵。
そして私の大好きなドラマ『クィーンズ・ギャンビット』で、リミテッドシリーズ部門の主演女優賞に輝いたアニャ・テイラー=ジョイ。ディオールのディープグリーンのドレスに、ジュエリーは総額約1億円のティファニーのネックレスとイヤリングを纏って。彼女の抜けるように白い肌に緑が映えて、印象的なスタイルに。
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