セレブのサイドビジネスと言えばコスメか香水のプロデュースがポピュラーだったけれど、コロナ禍でその様相が変わりつつあります。次に彼女たちが目をつけたのは、「セクシュアル・ウェルネス(性の健康)」。中でもフェムテックと呼ばれる、女性の健康のためのテクノロジー産業に参入するセレブが急増中。

2020年11月にはカーラ・デルヴィーニュが、セクシュアル・ウェルネス企業の「ローラ・ディカルロ」の共同経営者兼クリエイティブ・ディレクターに就任。セックストイを共同開発することを発表しました。

もっと性をオープンに。セックストイ業界にセレブが続々参入_img0
写真:REX/アフロ

「私たちはセックストイという言葉の代わりに、セックステックという言葉を使うことを好みます。なぜなら、それは決して子供っぽいものではなくて、テックだから。そしてとても楽しいものでもあります」と、カーラ。今まで男性デザイナーや生産者たちによって支配されてきたセックストイの世界だけれど、それらは男性が好むように作られていて、少し過激すぎたとカーラは言います。「セックスはもっとリズムのようなもので、女性というのは繊細な生き物ですよね」。


カーラがこのビジネスに乗り出したのは、ロックダウン中にいつもよりも人々と健康や性について話すようになり、セックスによりオープンになることが出来たからだとか。

たしかに、人と会う機会が減少した今、セクシュアル・ウェルネスは重要なテーマのひとつと言えます。バイブレーターも、パートナーと使って楽しむのはもちろん、セルフプレジャーのために使えば、濃厚接触のリスクも避けられますものね。ロックダウンの影響もあり、セックストイの2020年の売り上げが世界中で増えたとか。

 
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