前回の旅行の続きです!

カズベキ山を望める街・ステパンツミンダを後にし、夫婦ふたりでジュタという街へ向かいました。ジュタは山間にある10件ほどしか家がない小さな小さな街で、そこからさらに山を登ったところにある山小屋が目的地。

「山より海が好きな感じ」

と、夫が大好きなケツメイシ(数少ないジェネレーションギャップポイント)の歌詞をついつい口ずさんでしまう程、私は海が大好き!言い方を変えると、山が本当に苦手…。

はるか昔、友達に誘われ初めて本格的な山登り(片道5時間、山小屋宿泊、雪の残る春登山)をした時、まだまだ体力に自信のある20代だったにも関わらず途中から膝をやられ、さらに日が暮れるとやばいからと薄暗い中数キロ小走りさせられ、暖房のない氷点下の山小屋でせんべい布団で寝て全く疲れが取れていないのに下山しなければならず…数え切れないほど辛い思いをして、完全にトラウマになってしまったのです。

 

それを知っているのに、ジュタに行きたいとしつこい夫。

天気が悪かったら行かないということと、私が歩きたくなくなったら背負ってでも山を降りる事を約束してもらいつつ、(暴風雨を祈って目覚めた)当日の朝。天気予報に反し、旅行中で一番の晴天…。

朝市で宿泊施設の予約をし、渋々ジュタへと向かったのでした。

 

 

結果から言いますと…行ってよかった!!

夕日とは反対側の空の雲が反射でピンク色に!

この写真を見てもらったら、もう説明しなくてもわかってもらえると思うのですが、こんなに山を美しいと思ったのは初めてでした。

富士山に初めて(車で)登った時も、遠くから見た時の荘厳さと近くで見た時の無骨さのギャップに驚いたのですが、樹林に覆われた日本の山とは違う、なめらかな山肌と絵に書いたようなギザギザの山脈と雪化粧…。なんと美しい!!

一応「山小屋」ですが、まだ新しく、設備も十分にあり、凍えることはありませんでした(笑)

私達が宿泊した宿「Fifth Season(フィフス・シーズン)」は、かなり急な山道を1キロ程登った場所にあるのですが、登っている途中にこの雪山が見えてからは、もう我を忘れるとはこの事。チェックインの際に心配されるほど息切れしていましたが、心は最高にハッピーでした。

宿に着いて1時間ほどで大雨が降ったのですが、マウンテンビューの部屋だったので、雨の風景も楽しめました。

初日は宿周辺でまったり。周辺を軽く散歩したり、雨が降っている間は部屋で休んだり、晴れたら虹を眺めてコーヒーを飲んだり、ただ空を眺めたり、走る馬を観察したり、足に登ってくる毛虫の動きをじっと見ていたり…

え!楽しい!!(笑)

草花や動物、あんなら虫でも、とにかく自然が大好きで観察したがりな私にはピッタリではないか!!

私のトラウマを綺麗に塗り替えてくれた、本当に素敵な宿でした。

最高の気分で初日を過ごした私でしたが、実はまだ不安なイベントが残っていました。

それは、往復6キロの早朝ハイキング…。

朝が苦手、歩くの苦手、坂道(山)が苦手な私が果たして気分良く達成できるのであろうか…。

 

 

昔、友達に言われたことがあるんです。

「結婚する前に相手と一緒に富士山に登ると、長い結婚生活をやっていけるかわかるらしいよ。」

富士山頭頂を達成するには、休憩の取り方や、歩くペース、装備など、ちゃんとした知識と準備をしていないと、それはそれは大変な事になるらしい。

そんな、本気の山にペアで挑むと、片方を置いていってしまったり、きつい態度を取ってしまったり、過酷な状況でお互いを気遣う余裕がどんどんなくなり「本性」が見えるとのこと。

ディズニーランドに行くと分かれる説(長い待ち時間や人混みをどう過ごすかで人柄がわかる)とちょっと似ていますね。

 

結婚生活5年目。

今でも日常生活で「こんなところがあったのか」と思う事が多々あるのに、山なんて登ったら、

 

私の本性がバレてしまう!!(笑)

 

疲れ過ぎて笑えなくなるだろうし、途中で帰りたいとか言い出すかもしれないし、ユウのせいだ!とか言って悪態をつくかもしれない…(普段も言ってるけどもっと本気のやつ)

まさに、山を超え、川を超え、谷を渡り…

と、かなり心配していたのですが朝6時にシャキっと起き、色々と障害物はありつつも、意外と平坦な道が続き、行きはよいよい♫

ここは、なんと、凍った川の上!

坂道や階段が無いから余裕だわ〜なんて言っていたのですが、ラスト1キロくらいから、どんどん上り坂に…。

無理しないように息切れしたらすぐに休憩して、水を飲んだりチョコレートを食べたりして「限界」が来ないように自分でも調整して、なんとか目的地に到着!

 

ジュタ湖は想像よりも大きく、透き通っていて、本当に本当に綺麗でした。

 

「連れてきてくれてありがとう。」

息が整った頃、自然とその言葉がでました。自分一人じゃ絶対に来なかっただろうし、こんなに美しい山の景色があることも想像したことも無かったから。

私の言葉に、泣きそうなくらい感動している夫がいて、吹き出しそうなのを必死で我慢(笑)

帰りは余裕綽々。花の写真を取りながら帰りました。
宿に帰り、シャワーを浴びてからの朝食。最高でした!

帰りも難なく山を降り、心配していたような(悪態をつく)こともなく、無事に帰宅した私達。

山を登る間、私の分の荷物を全て持って、ずっと背中を押してくれた夫。意外と大丈夫だったね!と言ったら、アキちゃんが歩けなくなっても担いで帰れる自信があったから連れて行ったと言われました。

私にとっては、外国で知らない山を登ることは富士山に挑むのと同じくらい緊張していたのですが、夫には余裕だったようです(笑)

 

ちなみに夫は、学生時代に富士山に登り高山病で苦しんだそうです。一緒に登ったらどうなるのだろう…。私が嫌われそうだから挑戦はしたくないけれど(笑)※フリではありません。

人懐っこくて本当に可愛い看板犬くん。

 

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