何もかもがコンパクトにおさめられた、小さな家が好きです。たとえばル・コルビュジエの「小さな家」、トーベ・ヤンソンのクルーヴ・ハル島にある夏の家など。仕事が忙しくなると、辺境の地に建てられたこれらの家で、日がな原稿を書いて暮らす自分を想像するのです。小さなキッチンで作るシンプルな料理、窓からそよぐ清らかな風、原稿を書き終えたら夜はキャンドルをともしスコッチを傾け……と夫に話したところ、「今と同じでは⁉︎⁉︎」と言われたのでした。日がな書斎にこもり、三度の食事だけよろよろとキッチンに立ち、深夜に原稿を書き終えればスコッチを1杯引っ掛けて気絶するように寝る日々……ほぼ同じか⁉︎ 「いやその建物の雰囲気とか……」「外に出ないし、見えないのでは⁉︎」「窓からそよぐ風……」「暑いのが嫌ってずっとエアコンつけてるじゃない⁉︎」「……」というわけで、スイスの湖畔に建つ「小さな家」、もしくは北欧の孤島に建つサマーハウスに住んだつもりで過ごす日々です。まあいいか(適当)。
今週の開運メッセージ
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