ある日のこと「唐津くんちに行きませんか?」と誘われて、唐津もくんちもよくわからないまま、行く行くと即答しておりました(2015年はフットワークだけは軽くしようと思っている有田です)。
毎年11/2.3.4の3日間、開催されている、九州は佐賀県唐津市の秋祭り「唐津くんち」。3日間、曳山(ひきやま)やお囃子(はやし)が街中を練り歩き、彩ります。地元を離れている人はこのために帰省し、男衆や子ども達が曳山をひく曳き子なので、各種の店はクローズ、学校も休みになる、まさに地元全員参加型のお祭りなのだそう。
曳山は14台あるのですが、いちばん人気はどこか愛嬌のある”鯛山(たいやま)の曳山”。年末の紅白歌合戦にも出たことのある”飛龍の曳山”も、すぐ目の前を通ります。お囃子や掛け声は迫力があり、見ているだけでも気分があがります。例年、約50万人の観光客でにぎわうお祭りですが、おしくらまんじゅうになることもなく、ほどよく混雑しながらも、どこかのんびりとしていて楽しい雰囲気でした。ずらりと並んだ屋台で粉物を何品かつまみながら、お祭り見物も夕方には終了。宿でゆっくりすることにします。
鯛山は泳ぐような動きも可愛いんです。正面よりも横から見た方がいい感じ!
今回の宿泊は「日本の名旅館12」にも選ばれている洋々閣。とても人気の宿でなかなか予約がとれないのですが、ありがたいお誘いがあり、初めて訪れることができました。
しかも洋々閣では、11/2と11/3だけは通常の夕食と違い、大広間でくんち料理が振る舞われる、ということも何もわかっていなかった私は、当日の夜にびっくり! 案内された広間の中央には、1メートル近くの巨大魚アラの姿煮、辛子レンコン、がめ煮、お多福豆……古伊万里の大皿に盛り付けられて数々の料理が並びます。
素敵すぎる
映画の世界みたいだ
全種類を味わってみたい……
盛り付けはとにかく美しく、どのお料理も美味しく、普段は進まないお酒も驚くほどすすみます。こわいわ。こわいくらいです。途中からお囃子や曳き子さん達も参加して盛り上げてくれ、みんなが一緒になって踊った楽しい宴は、深夜近くまで続きました。
こんな世界があるのですね。
オトナ旅って楽しすぎます。
料理の全種類制覇はとても無理でしたが
7割がたはいただきましたw
どれも美味しかった。幸せです。
次回(11月14日UP予定)は、焼き物と佐賀グルメです。
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