BTS 「Permission to Dance」MV
私はポップな曲が好きなので、「Permission to Dance」のメロディとMVのカラフルでポジティブな世界観がどストライクだったのですが、それ以上に何だかキラキラしたグッドルッキングガイたちがわちゃわちゃしていて楽しそうで、恋のときめきというよりは、「私もこの中に混ざりたい! 何ならBTSになりたい(絶対に無理だけど)!」という気持ちに。そして何より、ダンスがとんでもなく上手いことに感動!
メンバー7人のグループでこの完璧なシンクロ具合は、相当な練習量を重ねているはずだと、素人目にもわかるほど。特にサビ部分のキャッチーな振り付けには、運動音痴でリズム感のない私が「このダンスが踊れるようになりたい」と思ったほど釘付けに。そのパートは「誰でも楽しく踊れるように」と、手話を取り入れているそう。ARMYと呼ばれるファンたちへのサービスも素晴らしいことで知られる彼らですが、全方位に優しいBTS、神なの?
ちなみにエド・シーランが作曲したこの曲は、ダンスするのに許可はいらない。だからみんなで踊ろう、という、コロナ禍に向けたエールソング。だから聴いていてこんなに元気になれるのですね!
そこからは夜な夜な「Permission to Dance」の振り付けを練習し、YouTubeで彼らの動画を掘りまくっているという日々なのですが、そこで彼らの「ダンスの練習は1日15時間」という驚愕の事実を知りました。もはや、オリンピックのアスリート並みじゃん……!
中でも、自らを冗談交じりに「ワールドワイド・ハンサム」と呼ぶジンは、「顔がいい」という理由でスカウトされ、ほかのメンバーと違いダンスの経験がなかったことから、通学前の朝4時から練習し、帰宅後も深夜2時ごろまで踊っていたとか(YouTube情報です)。つまり、寝食以外ほぼ全ての時間をダンスに捧げてきたということ。
そんな彼らが、去年8月にリリースした「ダイナマイト」は米ビルボード・シングルチャート1位、今年5月に配信スタートされた「Butter」はなんと、10週連続で1位を獲得。楽曲がいいのはもちろんなのですが、この成功は、メンバーたちが血と汗と涙(※「血、汗、涙」という曲があるのです)を流してきた賜物なのだなあ、と。あ、もちろん、歌唱力も最高です!
にわかファンの私にはキラキラな男子たちに見えていたBTSだけど、すでにブレイクしていた2018年のMnet Asian Music Award(通称MAMA)のアーティスト・オブ・イヤー大賞受賞式スピーチでは、年初には解散を考えるほど悩んでいたことを告白。オリンピックでメダルを獲った選手たちのエピソードでも、「実は記録に伸び悩んで競技を辞めようかと悩んだ時期があった」などという話をよく聞きますが、苦しい時期にも自分を信じることをあきらめなかったこと、そして周囲の支えてくれる人たち(BTSでいえばファンであるARMY)の期待に応えたい、という強い気持ちがあったことが、メダリストたちとBTSの共通点に思えました。
結果を出す人というのは、人一倍の努力をしている。そんな当たり前のことを改めて気づかされたのが、私にとっての東京五輪とBTS。私はアイドルでもアスリートでもないけれど。ライターとしてもっといい記事を書くためには、どんな努力をすればいいのか。そういうことについて向き合うきっかけになりました。
私にとってはそれがたまたま東京五輪とBTSだったわけですが、挫折にも負けず夢を叶えた人を見るのって、何よりも勇気をもらえますよね。「あきらめたら、そこで試合終了」。スラムダンクの安西監督の名セリフって、本当なんだなって。
皆さんの、あきらめたくない夢は、何ですか?
前回記事「アラフォー夫婦、ケイティ・ペリー&オーリーの公開イチャイチャが可愛すぎ!」はこちら>>
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