そして22日には、高畑充希が3年ぶりに「水10」ドラマに帰ってくることが発表されました。1月スタートの『ムチャブリ!わたしが社長になるなんて』は、ヒロイン・雛子(高畑充希)が仕事や恋に体当たりでぶつかっていき、ひとりの女性として成長していく姿を描いていくそうです。プロデューサーの鈴木亜希乃氏が「女性がいま一番共感できる作品をつくりたい!」と思い、企画を立ち上げたドラマ。胸キュンドラマで終わらない、ときにジンと胸が熱くなる“等身大の物語”だなんて、共感する気しかしない! “30歳OL、出世欲ナシ彼氏ナシ、でも「今のままでもいいのか?」と思い悩む”ヒロイン像も、多くの女性の支持を集める予感がします。「水10」ブランドを確立させる決定打になるのではないでしょうか。
そもそも、枠の名前でブームを巻き起こしたのは「月9」が始まり。『東京ラブストーリー』や、『ロングバケーション』など、“ラブストーリー路線”に固執して社会現象を巻き起こしてきました。時代の先端を行く……というより、時代を作っていた「月9」。近年は、医療ものや刑事ドラマに舵を切ってはいるものの、“ラブストーリー=月9”のイメージは、いまだに根付いている印象があります。
その一方で、『恋はつづくよどこまでも』のヒット以降、頑なにラブコメ路線を貫いているのが「火10」。実は「木10」も、『推しの王子様』や『SUPER RICH』、『ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○』とアラサー女性×お仕事ドラマが定着しつつあります。コンセプトが定まった「水10」も、新たなブームを巻き起こすことができるのでしょうか。『恋です!』を楽しみつつ、『ムチャブリ!わたしが社長になるなんて』の放送を待ちたいと思います。
前回記事「『僕の姉ちゃん』黒木華の“ちはる語録”がほどいてくれる日常にある女の呪縛」はこちら>>
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