気合の肉はじめは、ローストビーフで!
衰え知らずの肉ブームの中、2年前から注目を集めているのが、イギリス発祥の伝統料理ローストビーフ!

◆LA の老舗の風格がそこかしこ。 lawry's The Prime Rib Tokyo (ロウリーズ ザ プライム リブ トーキョー) 恵比寿
これが1938年に創業したLAの名店のプライドなのか。シルバーのカートが厳かにやってきて、目の前で好みのサイズにカットされるローストビーフは、肉質のきめ細かさに思わず頰がゆるむ。オリジナルのシーズニングスパイスで日間マリネしたブラックアンガス牛のリブロースを、キロの塊ごと蒸し焼きにしているという。マッシュポテトとヨークシャープディングがついてくるが、追加できるクリームドスピナッチも、アメリカらしい旨さ。昨年、恵比寿に移転オープン。国際色豊かなスタッフが行き交う、ウッドを基調にした豪華な空間ともども、LAで食事をしているかのような贅沢な気分になる。

  • プライムリブ トーキョーカット¥4000 カット、サイズ別に全  5種が揃う。追加の付け合わせ、クリームドスピナッチ、クリームドコーン各¥600
  • クラムチャウダー¥900
  • デザートのイングリッシュトライフル¥850(すべて税別)
lawry's The Prime Rib Tokyo (ロウリーズ ザ プライム リブ トーキョー) 東京都渋谷区恵比寿4-20-3恵比寿ガーデンプレイスタワーB2 tel. 03-5488-8088 営業時間 11:30~14:00LO、17:00~22:00LO 不定休 全320席。個室、ウェイティングバーあり。ランチカット¥3000。サラダはビュッフェスタイル。標準のプライムリブ カリフォルニアカット¥5000。夜のみサービス料10%あり。(すべて税別)

◆人気の肉イタリアン入魂の一皿。 TRATTORIA GRAN BOCCA (トラットリア グラン ボッカ) 飯田橋 
さすがはパンチのある肉料理で抜群の人気を誇るトラットリア『タンタボッカ』の新店である。『タンタ〜』にはない看板料理、ローストビーフも、ご覧のとおりダイナミック!アメリカ産リブロースを6キロの塊でレアに近い状態に火入れをし、分厚くカットした肉は、嚙むほどに旨みが広がり、醤油を加えたソースが食欲をそそる。付け合わせは、ヨークシャープディングではなく、アメリカンスタイルのポップオーバー。リッチなこのパンがまた、あっさりした肉と好相性。A5ランクの黒毛の雌牛を一頭買いして作る名物のグリルと、100グラムずつ盛り合わせた皿もあり、肉好き女子にはたまらない!

  • 肉料理に格好の箸休め、どっかん春菊のサラダ¥980。
  • 牛肉の旨みがガツンと濃厚な、和牛のミートソース タリアテッレ¥1750。
  • 極旨、ローストビーフ200g ¥2900。厨房で焼かれるポップオーバーは好きなだけ。(すべて税込)
TRATTORIA GRAN BOCCA (トラットリア グラン ボッカ)東京都千代田区富士見2-10-2飯田橋グラン・ブルーム サクラテラス2F tel. 03-6272-9670 営業時間 平日11:30~14:30LO、土日祝11:30~15:00、17:30~22:30LO 無休 テーブル67席、カウンター8席。ランチ¥1080~。ディナーの和牛ハラミ200g ¥4500。グラスワインは赤・白各4種で¥600~。ディナーのみコペルト料(パン代)¥520あり。(すべて税込)
撮影/谷 尚樹 取材・文/斎藤優子 構成/藤本容子
FRaU 2014~2015年掲載『おつかれレストラン』より ©講談社
 
 
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