気合の肉はじめは、ローストビーフで!
衰え知らずの肉ブームの中、2年前から注目を集めているのが、イギリス発祥の伝統料理ローストビーフ!
◆LA の老舗の風格がそこかしこ。 lawry's The Prime Rib Tokyo (ロウリーズ ザ プライム リブ トーキョー) 恵比寿
これが1938年に創業したLAの名店のプライドなのか。シルバーのカートが厳かにやってきて、目の前で好みのサイズにカットされるローストビーフは、肉質のきめ細かさに思わず頰がゆるむ。オリジナルのシーズニングスパイスで日間マリネしたブラックアンガス牛のリブロースを、キロの塊ごと蒸し焼きにしているという。マッシュポテトとヨークシャープディングがついてくるが、追加できるクリームドスピナッチも、アメリカらしい旨さ。昨年、恵比寿に移転オープン。国際色豊かなスタッフが行き交う、ウッドを基調にした豪華な空間ともども、LAで食事をしているかのような贅沢な気分になる。
◆人気の肉イタリアン入魂の一皿。 TRATTORIA GRAN BOCCA (トラットリア グラン ボッカ) 飯田橋
さすがはパンチのある肉料理で抜群の人気を誇るトラットリア『タンタボッカ』の新店である。『タンタ〜』にはない看板料理、ローストビーフも、ご覧のとおりダイナミック!アメリカ産リブロースを6キロの塊でレアに近い状態に火入れをし、分厚くカットした肉は、嚙むほどに旨みが広がり、醤油を加えたソースが食欲をそそる。付け合わせは、ヨークシャープディングではなく、アメリカンスタイルのポップオーバー。リッチなこのパンがまた、あっさりした肉と好相性。A5ランクの黒毛の雌牛を一頭買いして作る名物のグリルと、100グラムずつ盛り合わせた皿もあり、肉好き女子にはたまらない!
FRaU 2014~2015年掲載『おつかれレストラン』より ©講談社
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