随分前に叔父のアスパラ農園に足を運んだ時、「東京に」と持たせてくれた美しく整ったアスパラガス。その横にごろごろと箱に並べてあったものに目が行き、「これ何?」と聞いたら「農協(JA)既定のサイズに達せず、出荷できないから破棄するんだよ」と。

私が手に持ったアスパラガスは出荷に適したもの。サイズ感にばらつきはあっても瑞々しさと品質は一緒。私は叔父が渡してくれたアスパラを返し、箱に置いていたものを有り難くいただき、東京へ持って帰ったのを覚えています。

アスパラ作りの他にも梨や柿なども作っている叔父。子供の頃から叔父の作った野菜や果物が大好き。

今でもその破棄するアスパラのことを思うこと、JAの在り方に疑問を抱き続けてきました。「農業は儲からない/後継者不足」の一因はこういうところにもあるのかもしれません。

それから10年以上の月日が経ち、その状況も見直され、若い世代が新たな農業の取り組みを始めたり、緩やかではありますが、農業の在り方が少しずつ変わってきているようにも。

叔父の孫の巧さん。赤ちゃんの頃遊んでいた記憶しか残っておらず、いつの間にか大人になってました!笑

叔父が大切に育ててきたアスパラガス。従兄弟は農業を継ぎませんでしたが、孫が「おじいちゃんのアスパラガスは世界一!この味を残して行きたい!」と意を決し、脱サラして夫婦で熊本へ移住。

今は叔父叔母と一緒に無農薬農園「nature-falo」を設立。アスパラだけでなく、ハーブ園や石鹸なども幅広く商品もラインナップしており、私も早速オーダー。

アスパラガスは瑞々しく、甘く、香り高い。まさに春の新緑のような香りが口いっぱいに広がります。こちらはご贈答用にもぴったりな2Lサイズ。
ハーブティー石鹸。石鹸はナチュラルなものなので、お子さんや洗顔などにもぴったり。ほのかに香るハーブの香りも好き。
とても珍しいアスパラティー。香りはほうじ茶のような香ばしさ。

彼のインスタを覗くと、80歳超える叔父と叔母が楽しそうに孫と農業をやってる姿が何とも微笑ましく、頼もしい。

農業は今後継者不足と減反政策(2018年廃止)の煽りで一時期生産者も激減。農家の方が自分の子ども達には農業を継がせたくないという言葉をよく耳にしました。

私たちの食の安全性も然り、日本の土壌に根付いた素晴らしい農産物を守りたい思いと、彼のような農業に従事する若い世代が後を絶たないように、これからも応援し続けて行きたい思いです。

nature-faloのインスタより。こちらがアスパラハウス。水をあげてるところ。
こちらはアスパラの紅葉。グリーンの時もこちらも、とても幻想的なアスパラの森。

SDG’sの後押しもあり、改めて食のことや私たちの生活が見直されています。何でも横文字が連投される世の中に少し疑問もありますが、決して一過性で踊らされることなく、こういう動きが当たり前の社会であって欲しいですね。

早速オーダーしたものをいただく。アスパラそのものをシンプルにいただくのがお勧め!アスパラのグリーンソースはセージとイタリアンパセリ、オリーブオイル、ワインビネガーと塩胡椒をミキサーにかけて和えたもの。シンプルで美味しい!
アスパラのお茶でティータイム。和物のスイーツ相性よし。