大好きなお二人が出演している舞台「広島ジャンゴ2022」を観てきました。

超豪華キャストが勢揃い!「広島ジャンゴ2022」はBunkamura シアターコクーンでの上演は30日まで。大阪公演は5月6日〜16日森ノ宮ピロティーホールにて

ミモレでお馴染みの宮下今日子さんが正義感のあるかっこいい置屋のおかみ『ドリー』を演じていました。長身に加え、美しい容姿とはっきりなモノいいは、彼女の「姐御肌」気質に合っていて、とても素敵!だけどとても切ない役どころで、この舞台においてとても重要な存在。

まるで絵画のような美しさの宮下今日子さん

そして以前にもご紹介した映画「ソワレ」でもお世話になった芋生悠さんが、天海祐希さんの娘役『ケイ』として登場。若々しく伸びやかな声がこれまでの彼女が演じた役と違って新鮮。その中にも過去を背負いながら健気に生き抜く様は「希望」でもあり、その少女役を見事に演じていました。

私と同じ熊本出身。気分は親戚のおばちゃんですが、舞台の上に立つと「誰?」と思うほど輝きを放つ芋生悠さん。

 

ストーリーは広島のとある牡蠣の加工場と西部劇が舞台。一体どういう話なの?と誰もが戸惑います(笑)。

広島弁が飛び交う中、天海祐希さんが演じる『山本』は標準語。あまり多くを語らず、他とのコミュニケーションを頑なに取りたがらない彼女はどう見たって異質な存在。

一方鈴木亮平さんが演じる『木村』は、姉を自殺で失う青年の役。工場のシフト係で山本の態度に手を焼きつつも、孤立する彼女の存在が姉の亡霊とシンクロし、そこから舞台は彼の夢の中の西部劇へ。

前回も書かせていただいたSDG’の掲げるテーマは「『誰一人取り残さない』持続可能で多様性と包摂生のある社会の実現」

この舞台はまさに現代社会の問題点を突き、マイノリティや弱者の存在や考え方をリスペクトすることであったり、働き方改革など、SDG'sのテーマを意識したような作品でした。

ただ個人的に思うところもあって。

コンプライアンス優先の関係を意識するあまりに、「かえって関係性がうまく築けない」「腫れ物を触るように互いが何も言わなくなる」「極端なコミュニケーション能力の欠落」も浮き彫りに。これはこれで、かなりストレスフルな状況のような気もしないわけでもなく・・・色々と考えるところでもあります。

話は逸れましたが、この舞台決して暗く難しいわけではありません(笑)。鈴木亮平さんのラップやマイク持って全力で歌う姿もあったり、ザ・エンターテイメントな舞台で存分に楽しめる作品でした!