落ち込んだときは、とりあえず行動を変えてしまおう
ただ、こういった冷静な考え方をするのは、しばらく時間が経ったときじゃないと難しいかもしれません。
その瞬間は頭の中の操作は難しいので、とりあえずパッと気持ちを切り替えるには、行動を変えてしまうのがいいと思います。
たとえば、私はレモン系の炭酸ドリンクが好きなので、気持ちを切り替えたいときはレモンスカッシュを飲んだりしますが、そんなふうに好きなものを飲んだり食べたりしてもいいと思いますし、散歩に出かけるのもいいでしょう。
会社にいる場合は、トイレに行って、帰ってくるときにコーヒーを買ってくるというようなことでもいいですよね。
そんなふうに気持ちを切り替えると、その後の時間をわりと気持ちのいい、前向きな時間として使える可能性が高くなると思うので、自分なりの気持ちを切り替えるアクションを見つけておくことをおすすめします。
女性の体と心について詳しく知りたい方は、高尾先生の新刊『大丈夫だよ 女性ホルモンと人生のお話111』もチェックしてみてくださいね。
<新刊紹介>
『大丈夫だよ 女性ホルモンと人生のお話111』
著:産婦人科医 高尾美穂
定価:本体1600円(税別) 講談社
ミモレの連載と書き下ろしで構成された高尾先生の書籍が発売になりました!
女性ホルモンに振り回される人生前半の40年と、ホルモンがなくなり落ち着く後半40年、そしてその間にある更年期という嵐の10年間。
自分がいま人生のどの時点にいて、体と心はどういう状況になっているのか。それが把握できていれば、対策はあるのです。
この本では、高尾先生が日常でできる解決策を教え、解決策がないことならば違う角度でのとらえ方を提案。また、女性がラクになる生き方のアドバイスもたっぷりと。
女性ホルモンとうまく付き合い、自分の人生を自分でデザインしていくために。
高尾先生が優しく語る111の「こうすれば大丈夫」を、ぜひ生きる指針にしてみてください。
編集協力/和田美穂
撮影/馬場わかな
イラスト/Shutterstock
前回記事「周りからどう見られているか、いつも気になってしまう人へ【産婦人科医・高尾美穂】」>>
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