みなさん、こんにちは。いかがお過ごしですか。
お盆には里帰りして、お墓参りに行きました。近くですが、またコロナの感染が急拡大しているので、あっさりと日帰り。

最近、近所でムクゲがたくさん咲いています。


雑誌のパリジェンヌ特集に夢中だった20代、パリ特集号を買っては一生懸命読んでいました。特集ページは切り取って、クリアファイルに保存して。今でも一部は捨てずに持っています。
中には、着こなしだけじゃなく、部屋のインテリアを紹介している人もいて、ページを眺めては、「もう、住んでる部屋自体が違うんだよなあ~」ってため息出ちゃってました。

あるページに、「こうすると壁の前にも飾りやすい」と言って花を生けているパリジェンヌの写真があって、見た瞬間、どきっ。
同時に、脳内で自動再生された母の声。
「お花は、仏さんの花にならんように生けなさい」
そう言われた、まさにそのやっちゃいけないやつ。後ろを一番高くして、手前になるにつれて低く、段々に重ねていく生け方です。仏壇やお墓を連想するから、絶対にあかんと言われた生け方やん! 

思い出して描いてみました。完全にこの通りじゃないのですが、長い葉物を後ろに、花を手前にして……。伝わってる?

 

パリのお花屋さん特集でも、ブーケの色合わせに、日本では見ない合わせ方を見ることがありました。
私は、黄色に青・紫の花を取り合わせるのはお供えっぽいと教えられましたが、フランスでは単なる綺麗な花束なのね。黄色と白の菊をモリモリ飾ってもいいのね。
今は品種改良が進んで、菊に見えない可愛い菊もあるし。でも仏壇を見て育った日本人には、やっぱりちょっと抵抗を感じるなあ……。

白いユリも宗教色が強くて難しいですね。相手の方がお好きだったらいいのかな。そういえば、「ユリは花粉を取ってしまうこと」と生け花で注意されました。服に付いたら落ちないんです。

 

外国の方から、「お供え用のお花をプレゼントしてしまった」失敗談を時々聞きます。
花屋の店先に、もうすでに組んで用意されてあるから、選びやすいんでしょうね。

あるとき、結婚記念日に奥さん(日本人)になにか贈りたいとアメリカの方に相談されました。
「お花がいいんじゃない? 日本の女の人は、男性にお花をもらうことが少ないから喜ばれるよ。でも間違って仏花を買ったらだめですよ」
そう返事すると、その人は、
「知っています。一度やったことがあります」
と言いました! 
引っ越しかなにかでお別れするご友人に贈ってしまったそうです。そのご友人は笑って受け取って、
「これは亡くなった人のためのお花だから、プレゼントしたらだめですよ」
と教えてくれたそうです。

仏花ってそんなにステキに見えるんでしょうか。確かに、クリスマス的な色合いでカラフルではありますが……。


ではまた水曜日に!