Netflixで配信中の韓国ドラマ、『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』。韓国のケーブルテレビで初回0.9%だった視聴率が、最終回で17.5%となった話題作。Netflixに配信されるや、日本でもTVドラマ部門でランキング1位を独走。今回は、このドラマに登場する女性のキャストたちのキャラを、髪型から読みときます。

 
『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』

【ドラマ内容】
自閉症スペクトラム障害を持つ、IQ164の弁護士、ウ・ヨンウ(パク・ウンビンさん)。新米女性弁護士が、さまざまな事件を解決する過程で、偏見や差別、教育環境や労働環境、親子や友人関係に鋭い問題提起をする。

演出と直結している髪型の妙


ヘアライターのさとゆみです。
すみません、すっかり出遅れました、『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』であります。

すでに2周め、3周めに入っている人も多いであろう、このドラマ。いろんな人からおすすめされて見始めたら、もう一気見であります。くうう。久しぶりにどハマりました。もっと早く見ればよかった。

で、もちろんストーリーや演技がスゴいのはみなさん百も承知と思いまして、今回もドラマの内容そっちのけで、髪型解説だけしたいと思います。

というのも、このドラマ、女性も男性も、役柄のキャラによって、髪型がしっかり描き(えがき)分けられているんですよね。

 


まずは、主人公のウ・ヨンウ。
ポイントは切り揃えられた前髪なんですけど、これって多分、特徴的な目の動きを一番強調する前髪が選ばれてるんだと思うんです。ゆえに、ぱっつん。

前髪にまっすぐのラインがあると、目元に視線がいきやすくなるんですよね。とくに、相手役のイ・ジュノをうるんだ目で見上げるシーンなどは、もうドキドキの目力が発揮されるわけです。

その前髪が、クジラが泳ぐと(何かを発見すると)ふわーーーってなびく演出が、また、良きです。好きです。大好きです。
綺麗に切りそろっていたものが、自由にたなびくのって、その思考の広がりの自由度を示しているようですよね。素敵。

 

音の大きな場所ではヘッドフォンをしていたヨンウですが、あまりスタイリングで変化をつけにくいボブも、こうやってタイトにおさえられると、ちょっとアレンジ感が出てこれもまた良きでした。好き。

 
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