冬のセールを見に行ったつもりが、やっぱり春物に心奪われてしまうライターの榎本洋子です。寒さにめっぽう弱く、早く春の軽やかな洋服に袖を通したい!とジタバタしていた折、ビッグなニュースが飛び込んできました。
他ではあまり見かけないインポートブランドにいち早く目をつけ、“先見の明を持つ”と(勝手に)思っているセレクトショップ トゥモローランド 渋谷本店に、パリ発の注目ブランド「carolinaritz(キャロリーナリッツ)」のポップアップストアが2月14日(金)まで期間限定オープン! しかも日本初上陸です!
ほどよくストリート感を取り入れたコンテンポラリーなウエアが中心で、まさに大人のカジュアルスタイルにぴったり。今シーズンは、1940〜50年代の女性像がテーマで、フェミニンさとマスキュリンさを兼ね備えたジャンプスーツやセットアップが、ブランドのDNAアイテムなのだそう。その他、2016年の春夏コレクションが一同に揃うというから、一見の価値ありです。
デザイナーは3児の母でもあるミモレ世代!
ブランドを手がけるCarolina Ritzler (キャロリーナ・リッツラー)は、カットソーで有名な『プチバトー』に約10年間勤め、3児の出産を機に自身のブランドを立ち上げた、今シーズン話題のデザイナー。今回、そのキャロリーナさんに、物づくりに対する思いを伺うことができました。
「私は、役者が役作りに挑むようなアプローチで、洋服に向き合っています。インスピレーションを受ける女性像は、強くパッションがありながらも、同時に女性らしい官能的な部分やエレガントさを兼ね揃える人です。女性は、女として、ときには妻や母親でもあり、またワーキングウーマンでもあり、友人との時間も楽しむ、といったように毎日の生活の中でたくさんの異なるシーンで、さまざまな役柄を演じています。このように日々、偉大なことを成し遂げながらもすっかりその偉大さを忘れてしまっているんですね。私自身、ダンスや舞台、シンガーを目指していた時期があるため、洋服をまとうことで、そのシチュエーションや役柄に、より深く入り込める、そんなファッションの力を信じています」
最後に、ミモレ読者の皆さんにメッセージをくれました!
「日本の女性たちには気品があると思います。『carolinaritz(キャロリーナリッツ)』の洋服1枚1枚を通して、皆さんならではの女性らしさに寄り添っていくことができたら嬉しいです」
同じ女性としてさまざまな経験を積んできたキャロリーナさんの紡ぎ出す世界観は、きっと私たちの気分にフィットするはず! バレンタインまでの期間限定なので、ぜひトゥモローランド 渋谷本店に足を運んでみてくださいね。
お問い合わせ先/
トゥモローランド 渋谷本店 tel. 03-5774-1711
榎本洋子/フリーライター。
大学卒業後、ひょんなきっかけでファッション誌のライターに。その後、ブランドのプレス、Web制作会社を経て独立。現在は、ファッション、インタビューなど、雑誌やWebで取材&執筆の日々。好きなものは、 書くこと、おしゃれ、黒、鯖、トイプードル、昼寝。