ファッションエディターの発田美穂さんが、大人世代におすすめしたいアイテムやコーディネート術、テクニックをご紹介します。
なんだか急に寒くて、大慌てでライトコートやブルゾンを着ています。先日なんて本格的なコートを着てもいいくらいの寒さでしたけど、でもその手前に! まだまだ着たい服があるんです〜〜。
![今年こそ「MA-1ブルゾン」。王道すぎないフェミニンなアレンジが着やすさの秘訣_img0](https://mi-mollet.ismcdn.jp/mwimgs/3/7/350/img_37099bddf27bdbe036fef82eb53719c4310925.jpg)
![今年こそ「MA-1ブルゾン」。王道すぎないフェミニンなアレンジが着やすさの秘訣_img1](https://mi-mollet.ismcdn.jp/mwimgs/1/3/350/img_13f7ce223100d3c9326fa787d0926e6b308521.jpg)
![今年こそ「MA-1ブルゾン」。王道すぎないフェミニンなアレンジが着やすさの秘訣_img2](https://mi-mollet.ismcdn.jp/mwimgs/f/9/350/img_f93064fcae4827adff3a6ff15475e152325483.jpg)
このsacaiのブルゾン、実は昨年購入していたのですが、いつ着よっかなーとぼんやり考えていたところ、気づいたら冬になってしまって、着るタイミングを逸してしまったというシロモノ。今年も天気予報で「放射冷却」とか言い始めてるから、あぶないあぶない。また着られずに秋が終わってしまうところでした。
MA-1ブルゾンはもうすっかり定番のカジュアルアイテムという感じですが、直球のデザインはちょっと私には男前すぎるというか、ハードすぎるというか……。着ている人を見るのは好きだけれど、私自身は手に入れないアイテムかも、という位置付けでした。
ところが、2年前あたりから少しオーバーサイズの、リラックスムードでパサっと羽織れる進化形が登場し、「お、これなら可愛いかも。スカートに合わせてゆるっと着たら、私が好きな感じだわ」と思うように。
![今年こそ「MA-1ブルゾン」。王道すぎないフェミニンなアレンジが着やすさの秘訣_img3](https://mi-mollet.ismcdn.jp/mwimgs/2/1/350/img_21c5b02900fe5a27de6a60915d25313f298875.jpg)
とそんなとき、見つけてしまったんですよ、このsacaiのMA-1を。これ人気の定番モデルで、特徴はなんと言っても後ろ裾がフレアシルエットになっていること! 横から見たところとか、かわいくないですか〜〜〜!!! えらく気に入ってます。
袖が太めなので、中に結構仕込めるってことも気づきました(今??)。厚手のニットもいけるから、もうちょい寒くなるまで着ようっと。
と、このMA-1のステキっぷりについてはこのぐらいにいたしまして……。
私、どうしてもこのブルゾンを着ると『トップガン』の主題歌の『Danger Zone』のイントロが流れてきちゃうんですよ。どーしても。ケニー・ロギンスのあれです、ええ。昭和を生きたご婦人たちなら共感していただけると思うんですけど、MA-1といえばトップガン。マーヴェリック。しかも、トム・クルーズが着ていたのは本当はMA-1ではないモデルだった、っていうことも知ってるんです。そんなことも高校生のときに話題になりました。でもでも、どうしても脳内に流れてくるあのイントロ。
遅ればせながらついこないだ、『トップガン マーヴェリック』を観ちゃったもんだから、もう止まらない。誰か止めて。そして思うわけです。御年60歳のトムがあんなに頑張っているんだから、私も頑張ろ。MA-1にこんな形で背中を押されるとは思いませんでした。あれこれ疲れちゃう毎日だけど、私、頑張るわ。
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