冬になったら、お気に入りのトレンチコートやブルゾンなどの秋アウターの出番が終わってしまうのはもったいない。だったら、冬のコートとレイヤードして真冬にも大活躍すればいいんです! 重ねるときに悩みがちな襟元の組み合わせや着丈のバランスなどをスタイリスト佐藤佳菜子さんに教わります。
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秋アウターの出番がなくなるのはもったいないから、冬も活用!
意外と着られる時間が短い秋の羽織りもの。冬のコートの下に着れば、インナーダウンのような役割を果たしてくれ、暖かさを高める効果も。しかも、レイヤードすることで色や素材のミックスができるので、おしゃれ感も高まり一石二鳥。
秋アウターと冬コート、2枚の襟の形の選び方は?
下に着たアウターの襟がまったく見えないのも、レイヤードする意味がないし、秋アウターの襟と冬コートの襟の組み合わせがミスマッチなのも困りますよね。選ぶポイントは、2枚の襟の形が少しだけ違うこと。同じ形でもなく、違いすぎないものがおすすめです。それさえ意識すれば組み合わせは自由で、片方をノーカラーにしてもいいし、両方に襟があっても構いません。
2枚の素材合わせについては、基本的に秋アウターはウール以外の素材、冬コートはウールやカシミア素材が多いので、あまり心配はありません。同じ素材同士にならなければ問題はありません。
では、おすすめの組み合わせを3パターンご紹介します。
MA-1ブルゾン+ミドル丈リバーコート
首元が詰まったノーカラーに近いMA-1ブルゾンと大きめのショールカラーのコートをレイヤード。
2枚をレイヤードするとこんな感じ!
ほんのり光沢感のあるツルツルとした素材と、マットな素材のコンビネーションが楽しい!
2枚の羽織りもので十分デコラティブな着こなしが完成するので、インナーは極力シンプルにしておくとバランスが取りやすいです。タートルネックやクルーネックのトップスがおすすめ。
ツイードジャケット+チェスターコート
ツイードとウール。素材を変えつつ、色を統一すると、より自然に仕上がり、トライしやすくなると思います。
2枚をレイヤードするとこんな感じ!
無地のコートだけを羽織るより華やかで、おしゃれに手をかけた感じに仕上がります。秋アウターと冬コートの色バランスは、このように同系色でもいいし、中に着る秋アウターの方が色が濃くても、外に着る冬コートの方が色が濃くても構いません。
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