ヘア&メイク長井かおりから、これまで「常識」「鉄則」としてお伝えしてきたメイクテクやコスメ選び、マスク時代を経て、変わっているんです!! たった1ヵ所、メイクを更新するだけで、今っぽく美しく仕上がる、メイクのコツをご紹介。今回は、フェイスパウダーを上手に仕上げるコツとツールのお手入れ編です。


vol.45
肌のベタベタを抑えてから! 清潔なブラシを使うと、お粉の真価を発揮できる!

 

今回は、意外にやりがちな“あるあるメイク法”シリーズ! 左の写真は、リキッドファンデーションを塗った後、すぐにフェイスパウダーを塗っているところ。一方右の写真は、リキッドファンデーションの湿度を少し抑えてからフェイスパウダーを塗っているところ。みなさんが普段のメイクでしているのは、どちらでしょう!? 実は、すぐにフェースパウダーを塗るという方が多いような気がしますが、正解は湿度を抑えてから塗るほう! 「なんだか粉がボソボソするな〜」「ブラシがすぐテカテカになるな〜」なんて感じる方、要注意ですよ!

 

肌の仕上がりの面でも、ツール保護の面でも、
ぬらぬら肌にいきなり粉を塗るのは避けたい


リキッドファンデーションでも、オフの日の下地の上でも、どちらでも共通して言えますが、保湿感が高く、オイルを含んだぬるっとした肌に、いきなり粉をのせると、当然引っ掛かり、ダマやムラになり、ふわっとした質感に仕上げるのは難しいもの。違和感を感じていても「こういうものなのかな?」とか「肌がしっとりしてるほうがいいよね」と思って、ずっとこのやり方を続けていた……なんて方も意外と多いのでは。しかもブラシやパフがベタベタ、カピカピ、ボソボソになりますよね!? フェイスパウダーの本来のよさや仕上がりの美しさを発揮するためにも、ブラシなどのツールを守るためにも、“ぬるぬる肌にいきなり粉“はこれを機会にやめましょう! 肌仕上がりの違いもご覧ください。

 

こちらは、ぬるつき感のある湿度高めの肌に、いきなりフェイスパウダーを塗ったメイクの仕上がり。どうしても、ところどころムラっぽさやダマっぽさが出てしまいます……。

 

一方こちらは、ファンデーションの湿度を抑えてからフェイスパウダーを塗った仕上がり。使っているアイテムはすべて同じなのですが、こちらのほうが均一な薄膜感があり、するっと軽やかな印象に仕上がります!

 
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