ヘア&メイク長井かおりから、これまで「常識」「鉄則」としてお伝えしてきたメイクテクやコスメ選び、マスク時代を経て、変わっているんです!! たった1ヵ所、メイクを更新するだけで、今っぽく美しく仕上がる、メイクのコツをご紹介。今回は、口角に仕込むコンシーラー編です。


vol.48
すっとした印象見せには、口角コンシーラーが効く!

 

今回ご注目いただきたいのは、口角! 左の写真は、ありのままの唇の形に沿って、リップカラーを塗った仕上がり。一方右の写真は、下唇の輪郭から口角にかけて、明るめのコンシーラーでシャープに整えたもの。口角を明るくキュッと引き締めただけで、ほうれい線やマリオネットラインが気になりがちな頬〜口元の重たさを、すっきり引き上がった印象に見せられるんです。

 

ぼやけたりくすんだり……
口角が曖昧だとゆるんだ印象に見える


ぜひ、ご自身の素の唇を鏡で観察してみてください。口角部分が何だかくすんで見えたり、下唇の底〜口角にかけてのラインがゆるっと曖昧な感じになっていませんか? 
実際には口角は下がっていないし、マリオネットラインがなくても、実はこの部分の影やぼんやり感が、「へ」の字口に見せたり、頬が下がったように見えるのを助長してしまうんです!
特にマットな質感のリップや、パキッと鮮やかに発色するようなリップカラーを楽しみたい時、ぜひプラスひと手間として、習慣づけていただきたいのが、「口角を明るいコンシーラーで締める」こと。

 

こちらは唇全体にリップカラーを塗った状態。もちろんこれでもいいのですが、よく見ると、下唇の辺から口角にかけてのラインがゆるっとしており、口角周りがくすんだ印象に。なんとなく口元全体がぼんやりしがちです。

 

一方こちらは、同じリップカラーを唇全体に塗った後、明るいコンシーラーを塗って下唇の辺から口角にかけてのラインをシャープに整えた状態。キュッと唇のフォルムが整い、口角周りのくすみ感もなくなりました。ナチュラルだけど、比べて見ると、こちらのほうが口元がすっきり見えませんか!?

 
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