ミモレの連載「海外セレブウオッチャーさかいもゆるのセレブ胸キュン☆通信」でも人気のさかいもゆるさんは、ここ数年、時間が空くとぷらっと一人で旅に出かけるのが定番の時間の過ごし方だそう。春の桜を愛でる旅から神社仏閣、開運吉方位旅行まで——ひとり旅マスターの酒井さんによるオススメの「ひとり旅先」とその過ごし方を、数回にわたってご紹介いただきます。

満開の桜を追って京都ひとり旅へ

 

「私がひとり旅デビューしたのは約10年前。以来、その自由さと身軽さにハマり、『次はどこに行こうかな』と常に頭の中で計画中。その楽しさを皆様にも味わっていただきたくて、お節介ながら、『ひとり旅のススメ』について何回かに渡ってご紹介していきたいと思います。

 

初めてのひとり旅におすすめなのは、断然京都。

・女性のひとり旅客が多い
・程よく都会なのでひとりで居ても浮かない
・おひとり様にはハーフ・ポーションでメニューを提供してくれる飲食店が多い

この3つが主な理由。観光地でも、ひとりだと寂しくなる場所とひとりでも気にせず楽しめる場所というのがあり、京都は後者。私のひとり旅デビューも、京都3泊4日旅でした。いつも利用するのは、JR東海の新幹線とホテルがパッケージになったツアー。時期にもよりますが、3〜4万代で1、2泊できる料金設定。

ホテルは観光名所やご飯どころにアクセスがいい、烏丸御池近辺が便利。私のお気に入りは、バスタブ広めのホテル・モントレですが、現在は新しくておしゃれなホテルがたくさんできているようです。

今回はちょうど桜の時期ということもあり、桜の名所を回るプランを。
その前に、人気土産の出町柳の「ふたば」の豆大福は、たしか土曜日には京都駅構内で買うことができます。なので土曜着のときはここで大福を買っておやつにするのが私の定番。ここでなら並ばずに買うことが可能ですよ。

 

そしてどこの桜が見頃なのかは、新幹線の中ででチェックして作戦を立てます。

京都はどこに居ても桜が植えられていて、名所に行かなくても充分街中で桜を楽しめます。駅を降りたら、町中がピンクだらけで夢の中に居るみたい。だけどせっかく桜の時期に訪れたのだったら、ここは行って欲しい! というおすすめのお花見スポットがこちら。


「岡崎さくら・わかば回廊十石舟めぐり」

平安神宮に程近い場所にある、船着場から舟に乗って出発。水辺と乗り物と桜が大好きな私にとって、このすべてが組み合わさったこの舟巡りは最強のコース。とっても桜の見応えがある3キロもあるコースなので、ぜひ一度は乗ってみていただきたい! 私は昼間しか乗ったことがないのですが、夜はライトアップもあるようですよ。大人気なので、新幹線の中で先に予約をしておくのが絶対におすすめです。

舟を降りたら、すぐそばにある蹴上インクラインへ。使用されなくなった線路の両サイドにソメイヨシノが並ぶ、ここでしか見られない景色が見られます。

 蹴上インクライン 

そこから南禅寺、平安神宮、哲学の道へと桜を追いかけてお散歩。平安神宮はしだれ桜の名所で、私はここと烏丸御池の六角堂で、しだれ桜の魅力に開眼しました。

 平安神宮 

 


 南禅寺 

 哲学の道 

 六角堂 

時間があれば、京都府⽴植物園にも⾜を運んで欲しいです。ここは⼀⾯に様々な種類の桜が咲き乱れ、美しいピンクにただただ圧倒されるばかり。近くには賀茂川沿いに桜が続く、「半⽊の道」もあり、川沿いを歩きながらお花⾒。

 半木の道 

 

夜は東寺のライトアップへ。この世のものとは思えない、幽玄の桜に酔いしれて。

 東寺のライトアップ 

 


ご飯処のおすすめはこちら


ランチなら、ラストオーダーが14時半までやってる、しる幸さんへ。京都らしい⽩味噌の美味しいお椀に10種類以上の具材を選べるのですが、私はじゅんさいが好き。清潔感と活気があって、ひとりでも温かく迎えてくれる空気がある名店。

ランチや夜⾷には、祇園四条にあるうどん屋「おかる」。 ここの関⻄⾵のお出汁の「たぬき」(お揚げを刻んであんかけにしてしょうがを落としたうどん)が私の⼤好物。これさえ⾷べられれば、京都に来た任務の半分は完了です。

夜ご飯なら、おばんさいの「めなみ」へ。 三条駅からすぐの場所にあるおばんざい屋さんなのですが、京都らしい⾷材を使ったおばんざいは、どれを頼んでも外れナシ。すべてひとり分のポーションにお願いできるところも最⾼! ⼈気店なので、旅⾏が決まったら早めに予約しておくと安⼼です。「てっぱい」や⽩和えにぐじの焼き物などなど、あ〜、今すぐにでも⾷べたい! 京都の地酒といただくのが⾄福なのです。私はここであえて腹⼋分⽬にしておかるで〆のうどんを⾷べる、なんてはしごをすることも。

 
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