「割愛する」の正しい意味は、「惜しいと思うものを手放す」こと
①愛執を断ち切ること。
※愛執(あいしゅう)とは、欲望にとらわれて執着すること、愛着。
②惜しいと思うものを思いきって手放したり省略したりすること。
③大学など公的な組織が、他の組織からの要請で人材を手放すこと。
(広辞苑 第七版/岩波書店 より引用)
手放すのには惜しいものや人を手放すこと。
(新明解国語辞典 第八版/三省堂 より引用)
「割愛する」の使い方として、よく耳にするのは「時間がないので割愛しますが……」という表現だと思います。こう言われると、聞き手としては「そこまで重要ではないから省略した」「わざわざ言わなくてもわかるだろうから省略した」と感じてしまう人が多いのではないでしょうか?
ですが、正しくは、「本当は惜しいのだけれど」という気持ちが込められている言葉なのです。
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